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滝クリ効果で初入閣の噂出るも…小泉進次郎氏に都知事待望論

8/20(火) 11:05配信

東スポWeb

 来月半ばに予定される内閣改造、自民党役員人事で注目されるのは小泉進次郎衆院議員の初入閣と二階俊博幹事長の処遇だ。二階氏が幹事長から外れるようなことがあれば、来夏に行われる都知事選で自民党は小池百合子都知事の対抗馬を擁立するのは確実。小池氏の刺客として進次郎氏に待望論が起きている。

 内閣改造、党役員人事は大幅な刷新が想定されている。目玉となるのが進次郎氏だ。発売中の月刊誌「文藝春秋」で進次郎氏と対談した菅義偉官房長官は閣僚起用に関して「私は良いと思う」とお墨付きを出した。

 進次郎氏の初入閣はフリーアナウンサーの滝川クリステルと今月7日に首相官邸で電撃発表、翌8日に行った入籍への“ご祝儀入閣”“おめでた入閣”と冗談交じりにいわれているが、官邸や自民党都連は“進次郎カード”を内閣改造だけでなく、別の場でも使いたい意向が出始めている。

 その舞台となるのは首都決戦だ。来年7月24日開幕の東京五輪を控える中、小池氏の任期は7月30日までで、五輪日程との関係から7月5日投開票で調整が進んでいる。

 小池氏は正式表明していないが、再選を目指し、旧知の仲である二階氏に接近してきた。二階氏は先月30日に党本部で開いた会見で「(小池氏が)立候補したら自民党が応援するのは当たり前ですよ」と改めて小池氏を支持する立場を強調した。

 2人は蜜月関係で、小池氏が20日に都内のホテルで開催する「第2回 百乃会 夏期セミナー」に二階氏が出席する。小池氏は「2020年東京大会とその先」、二階氏は「東京への期待」をテーマに講演する予定で、小池氏の再選へ向けた決起集会ともいえる内容だ。

 ただ、3年前の都知事選で小池氏にコテンパンにされた都連はあくまで独自候補を擁立する構えを貫いている。また菅氏も小池氏とは距離を置いており、都連を“後方支援”するとみられている。

 肝心な候補者は参院選東京選挙区で全国最多の約114万票を獲得した丸川珠代元五輪相や鈴木大地スポーツ庁長官らを視野に入れているが、“小池氏に確実に勝てる候補”とは言い切れず、難航しているのが実情だ。

 そこで菅氏を中心とした官邸主導で進次郎氏に“東京の新しい顔”として白羽の矢を立てるシナリオが浮上しているのだ。

 この仕掛けを成立させるには2つのハードルが立ちはだかる。1つは二階氏が来月の党役員人事でどう処遇されるかだ。80歳と高齢の二階氏は、党副総裁などに起用されるとの観測が出始めている。絶大な人事権を持つ幹事長を外れれば、小池氏を支援する流れも崩れてくる。

 2つ目はもちろん進次郎氏の意向だ。将来の首相候補と嘱望されるが、政府関係者は「これまで人気が先行するだけで政治家としての力量が本当にあるのか疑問の声が多い。自民党内で派閥に入っているわけでもなく、党内での支持は若手議員ばかりで、大きな成果や後ろ盾がない」と指摘する。

 入閣を打診されても「雑巾がけ」で下積みを希望していた進次郎氏だが、今度の内閣改造ではもう断りきれない。初入閣した後で、1年後に都知事に転身。首長のトップともいえる職務を経験して国政にカムバックすれば、文句なしのキャリアで、首相ロードにまい進できる。

「進次郎氏とすれば負けは許されない。同じ自民党神奈川県連の菅氏とのパイプが重要になってくる」(自民党議員)。小池氏の任期満了まで1年を切った中、二階氏の処遇、内閣改造、小池氏や官邸との距離感…。進次郎氏が将来の首相就任へ向け、どう布石を打ってくるのか――。

最終更新:9/5(木) 16:31
東スポWeb

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