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日本代表での新たなスタイルを模索する比江島慎「もちろん全部勝つ気で臨みます」

8/20(火) 18:05配信

バスケット・カウント

「ディフェンスの面でも信頼されなきゃいけない」

文=鈴木健一郎 写真=野口岳彦 取材協力=UNDER ARMOUR

先週に行われたニュージーランドとの2試合、オフェンスよりもディフェンスに力を入れて奮闘する比江島慎の姿があった。層が厚くなったチームにおいても、比江島の存在感は変わらないはずだが、本人は「試合の大事な場面を任されるにはディフェンスの面でも信頼されなきゃいけない」との覚悟を口にする。それと同時に「僕の得点力が必要になる場面は出てくる、そうじゃないと出ている意味がない」と揺るがない部分はそのままだ。変わりゆくチームにアジャストする中で、比江島もまた新たな成長を遂げようとしている。どこまでも負けず嫌いな男は世界を相手に回しても、本心では一歩も引くつもりはないはずだ。



──代表選手にとっては今回が久々のまとまったオフのはずでしたが、比江島選手はサマーリーグへの挑戦があり、ほとんど休んでいないですよね。心身のコンディションはどうですか? 

それを考えると疲れがドッと来てしまうので考えないようにしています。正直に言えば、休みたい気持ちがないわけじゃないですけど、その暇はないので『ワールドカップ一直線』という感じですね。でも気持ちの切り替えはしっかりできていますし、問題はないです。

──チームの状態についてはどう見ていますか? 

みんな集まって練習をやる中で、日に日に状態は良くなっています。(八村)塁と(渡邊)雄太が入ることで練習の質も上がっていますし、僕自身もどんどん楽しいと感じるようになっているので、そこは非常に良い状態だと思っています。

ニュージーランドと2試合を戦って、改善の余地はあるというか、オフェンスは良いにしてもディフェンスでやられすぎているとは感じました。まだまだという方が大きいですね。個人的にはニック(ファジーカス)や塁が加わってオフェンスにフルパワーを使わなくて済む分、ディフェンスに力を使おうと意識していて、そこは自分でも成長している部分だと感じます。その意欲は試合の中でも出せていると思います。

ディフェンスと言っても特別なことをするわけじゃなく、ポジショニングだったりヘルプの位置だったり、オフボールのところでしっかりプレッシャーを与える基礎的なことをきっちりやろうと意識しています。逆にそれができないと試合に出られないという危機感があるので。オフェンスだけだったら点を取れる選手は他にいるし、試合の大事な場面を任されるにはディフェンスの面でも信頼されなきゃいけないと思っています。

──昨シーズン後半に栃木ブレックス(宇都宮)でプレーして、ディフェンスのスタンダードが上がった中で戸惑いながらも最後にはしっかりフィットしました。そもそも、ディフェンスが苦手というイメージはもともと持たれていないのでは? 

そう見えているならありがたいですんですけど(笑)。やっぱり上には上がいるので、特に代表に来るとできていない方に入ると自分では思っているんです。

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最終更新:8/20(火) 18:05
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