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シブコ“ガード”本格化 異例のオフ取材自粛要請

8/20(火) 11:05配信

東スポWeb

 シブコフィーバーに新たな展開だ。ゴルフの国内女子ツアー「NEC軽井沢72」最終日(18日、長野・軽井沢72G北C=パー72)、海外メジャー「AIG全英女子オープン」を制し注目の渋野日向子(20=RSK山陽放送)は68とスコアを伸ばしたものの、最終ホールのボギーでプレーオフに1打及ばず、通算13アンダーの3位に終わった。それでも、帰国後も続く活躍でフィーバーはさらに拡大する一方。マネジメント会社が異例の「取材自粛」を要請するなど、周囲のガードもついに本格化し始めた。

 最終18番パー4、渋野はこれを決めれば優勝という5メートルのバーディーパットを2メートルオーバー。返しも決まらず、プレーオフにも進めなかった。

 クラブハウスに引き揚げると、待っていたのはこの日応援に駆け付けた母の伸子さん。ポンと肩を叩かれると、こらえていた涙がこぼれた。「悔しいときの顔は子供のころと一緒でした」(伸子さん)。すぐにロッカールームに入った渋野は、その後「悔しくて(涙が)出ちゃいましたけど、人前で見せるもんじゃないので」。

 優勝した「AIG全英女子オープン」では同じような状況で7メートルのバーディーパットを放り込んだが、この日は「なんでこんなに緊張したのか、自分でも理由は分かりません。何ですかね? 手が動かなかった」と振り返った。この日のウエアは帰国会見でおススメに挙げていた“八百屋柄”。優勝争いの最終日に「(お気に入りを)着たんですけど勝てませんでした」と残念がった。

 凱旋2試合目での優勝は逃したが、周囲のフィーバーはますます過熱している。高校生のころに始めたインスタグラムのフォロワーは、今大会中に20万人を突破。国内女子ツアーでは最多とみられる数になった。「ホント、皆さんミーハーで(笑い)。フォローしてくださるのはありがたいです」(渋野)

 ホール間などで着用したサングラスには、早くも問い合わせが殺到した。サングラスメーカー・オークリーの関係者は「以前から『サングラスをかけると打てない』と言って、かけていなかったので、突然で驚きました。問い合わせの数にも驚いています」。今大会で使用したのは松山英樹(27=LEXUS)とフレーム、レンズの色を含めて全く同じモデル。周囲の視線を気にせず、集中するのが目的で、ショットを打つ際には外していた。

 こうした異様なフィーバーの主役・渋野は23日開幕の「CATレディース」(神奈川・大箱根CC)を欠場し、今週は地元・岡山で久々のオフを迎える。そんな中で、マネジメント会社のゾーンはこの日夜、社長名で「渋野日向子プロの帰郷時における取材自粛のお願い」という文書を報道各社に送った。

 渋野自身の心身の疲労、近隣住民の迷惑にもなることなどを理由に直接、電話などにかかわらず、オフの取材は控えてほしいとする内容だ。強制力があるわけではないが、このお願いを無視するメディアはほとんどいないだろう。マネジメントをどうするかは“シブコ”の今後を左右する「重要な判断」だった(本紙既報)が、古閑美保(37)が所属するなど実績があるマネジメント会社がついた効果が早くも表れた格好だ。

 またトーナメントの広報サイドも、主に開幕前日に行われるプロアマの公開範囲を制限するなど、殺到するメディアへの対応策を練っている。

 今季国内での獲得賞金を約8500万円とした渋野は目標の1億円に向け「今の調子なら見えてきてるかなと思いますけど、気を緩めたらすぐに予選落ちをしてしまう。次の目標を立てられるように早く1億円を突破したいと思います」。

 次戦の「ニトリレディス」(29日開幕、北海道・小樽CC)で優勝すれば大台突破。取材攻勢から解放され、心身ともにリフレッシュして北の大地に再上陸する。

最終更新:8/20(火) 11:07
東スポWeb

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