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全日本F3最後の王者となったサッシャ・フェネストラズ「今年はゼロからの挑戦だった」

8/20(火) 15:15配信

motorsport.com 日本版

 ツインリンクもてぎで行われた2019全日本F3選手権の第18戦で今季8勝目を挙げシリーズチャンピオンに輝いたサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)。今シーズンは圧倒的な強さをみせたが、決して楽な戦いではなかったと明かした。

 チャンピオン決定をかけて臨んだ第18戦の決勝は、スタート直後からフェネストラズと宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S)との一騎討ちとなり、最後まで1秒以内の接戦バトルが繰り広げられた。

 宮田からの強烈なプレッシャーのかかる状況の中、フェネストラズは最後まで隙を見せない走りを徹底。0.632秒差で逃げ切り、今季8勝目を飾るとともに全日本F3選手権“最後”のシリーズチャンピオンに輝いた(※全日本F3は、来季からスーパーフォーミュラ・ライツと名を変えて行われることになった)。

 レース後、歴代のチャンピオンドライバーの名前が刻まれたトロフィーを受け取ったフェネストラズが感慨深い表情を見せた。

「この全日本F3選手権という名称で争われる最後のシーズンに、こうしてチャンピオンを獲得できたことは本当に光栄なことだ」

「このトロフィーには有名なドライバーの名前がたくさん刻まれていて、なかにはF1ドライバーの名前もある。そこに自分の名前が加わると思うと、嬉しいし誇りに思う。僕自身は昨年苦しいシーズン(ヨーロピアンF3ランキング11位)を過ごしたから、正直自信を失っていたところもあった。その自信を今年取り戻すことができて、素晴らしい1年になった」

 開幕戦鈴鹿でいきなりデビューウインを果たすなど、序盤戦から目覚ましい活躍を見せたフェネストラズ。一見すると快調にポイントを重ねていった印象があったが、実際にはタフな戦いの連続だったという。

「とても長いシーズンだった。その中で、チームのみんなが本当に頑張ってくれた。これだけハイレベルなシリーズを戦うべく、シーズンを通して一生懸命やってくれた」

「僕たちは全日本F3というレースに関してはゼロからのスタートで、チームとともに全てを習得しなければいけないところが多かった。コースも全て初体験だし、タイヤメーカーも今まで使ったものではなかった。また日本のサーキットの路面はヨーロッパとは大きく違って、難しいなと感じるところもあった。その全てをまずは習得しなければいけなくて、大変だった。冬の間にたくさんテストをしてきて、みんなで力を合わせてベストを尽くした結果、この栄冠を勝ち取れたと思う」

「参戦経験の長いトムス勢に勝ってこのような結果を得られたというのは、最初は想像していなかったことだ。とにかく嬉しいし、幸せな気分だ」

吉田知弘

最終更新:8/20(火) 18:38
motorsport.com 日本版

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