ここから本文です

更年期、女の敵は女? アドバイスは聞き流すのがベター

8/20(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【更年期を知って夫婦円満】(21)

 私の友人Sさんはあまりに更年期の症状がつらく、身近な50代女性数人に「あなたはどう?」と聞きました。すると、「私は友達も多いし、好きなことをいっぱいやっているから、更年期の不調を感じない」という回答が多くて落ち込んだそうです。

 軽い「ホットフラッシュ」(上半身ののぼせ、ほてり、発汗など更年期障害の代表的症状)でサプリメントを摂取していたTさんは、母親から「自分の時代は更年期に神経質ではなかった。ホットフラッシュなどあっても、子育てや仕事で忙しかったから気にならなかった。体が必要でホットフラッシュが出ているのだから、無理にサプリメントで止めるのはどうか」と言われました。せっかく症状が治まっていたのに、サプリの摂取をやめ症状と戦ってきたとのこと。

 45~55歳前後の更年期の年齢であっても、特に更年期症状がない人、やり過ごせる程度の症状の人が大半です。しかし一方で、ホットフラッシュ、気力の低下といった典型的な症状のほか、睡眠障害、腰痛、頭痛、めまい、動悸、重い倦怠感などの不調で、日常生活がままならない人もいます。SさんやTさんのケースのように、比較的症状が軽かった女性が何げなく放った言葉で、傷つき悩む女性は少なくありません。また、この連載の読者には男性もいるかと思いますが、「おふくろは更年期の時も普通に家事してた」などと妻に言って、より傷つけているケースもあるでしょう。

 更年期に入り閉経に向かうと、エストロゲンの分泌が減少します。エストロゲンは体のいろいろなところで健康を支えているので、さまざまな不調が出るのです。

 つまり、好きなことをいっぱいやっても、神経質にならないように過ごしても、子育てや仕事で忙しかったとしても、不調が強く出る人には出ますし、その受け止め方も人それぞれ。

「気にしすぎ」など精神論で片付ける人は、悪気はなく単に知識不足か更年期症状が軽い経験の人という印象があります。更年期の不調を抱えている人は、他人の話に惑わされず、つらければ医療機関に相談すべき。サプリメントが症状に合っていれば、ぜひ活用してください。

(小林ひろみ/メノポーズカウンセラー)

最終更新:8/20(火) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事