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【ラグビー】W杯日本代表 激化するスクラムハーフ争いの決め手は

8/20(火) 16:40配信

東スポWeb

 ジョセフ・ジャパンの“司令塔”争いが激化の一途をたどっている。ラグビー日本代表は19日、北海道網走市で合宿を本格的にスタートさせた。29日に発表されるW杯登録メンバー31人の絞り込みに向けて最後の合宿だが、最激戦区となっているのがSHだ。それぞれ持ち味が異なる実力者3人が好調を維持。選考の最大のポイントとなるのは――。

 今回の網走合宿は41人が参加し、家族の事情で一時離脱したロックのヴィンピー・ファンデルバルト(30=NTTドコモ)を除き、フランカーのリーチ・マイケル主将(30=東芝)やフッカー堀江翔太(33=パナソニック)、SO田村優(30=キヤノン)らが初日から汗を流した。

 29日の代表メンバー発表に向け、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=49)は「全体的にいいスタート。ベストな31人を選びたい」と狙いを述べた。すでに全勝したパシフィック・ネーションズカップ(PNC)後に「大まかな構想はできている」としたものの、選考に悩むポジションがあるのも現状。それがSHだ。

 前回2人しか選ばれなかったポジションで、PNCでは流大(ながれゆたか=26、サントリー)、田中史朗(34=キヤノン)に加え、サンウルブズで存在感を高めた茂野海人(28=トヨタ自動車)の3人が1試合ずつ先発、それぞれが堅実な試合運びを披露した。全員メンバー入りする可能性もあるが、レベルが拮抗しているうえに持ち味が異なり、2人を選ぶのは難しい作業になりそうだ。

 初戦のフィジー戦で軽快な球さばきでリードしたのは茂野。170センチ、75キロと3人の中で最も体格に優れ攻撃参加にも積極的なのが魅力。今回の合宿初日も主力組に入った。運動量とキック技術の高い流はリーダーシップがあり、不可欠な存在。ベテラン田中は過去W杯2大会出場と大舞台の経験が豊富で、それぞれに長所がある。

 ポイントとなるのは対戦相手の特長だろう。世界ランキング9位の日本が入ったA組は、唯一優勝経験チーム不在の組。前回大会で惜しくも逃した8強入りに向けては、初戦のロシアに好内容で勝つことが絶対条件。さらに、世界3位のアイルランドと同8位スコットランドの一角を崩す必要がある。初戦から勢いに乗れる試合運びができ、強豪にひと泡吹かせられる意外性も司令塔に求められる。

 流は「(先発を)譲る気持ちになった時点で終わり。負けない気持ちを強く持っている」と対抗心を隠さない。最後まで熱い戦いが続きそうだ。

最終更新:8/20(火) 16:45
東スポWeb

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