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お気楽マルチで突き抜けたおバカさを楽しもう!『魂斗羅 ローグコープス』インプレ&インタビュー

8/20(火) 16:00配信

Game Spark

7月31日、KONAMIより9月26日に発売されるPS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ/PC(Steam)対応のアクションシューティングゲーム『CONTRA ROGUE CORPS(魂斗羅 ローグ コープス)』のメディア向け先行体験会が行われました。本稿では、PS4版のプレイインプレッションをお届けします。

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まずは大まかなゲームの流れを紹介します。プレイの拠点となる基地では「発着場」、「兵器庫」、「手術室」、「行動記録」、「輸送車」、「交代」を選べます。「発着場」はミッションの受注・開始を行う場所で、オンラインCo-opもここから始めます。「兵器庫」は武器の開発・強化・作成・および武器の変更を行います。「手術室」はキャラクターの強化、および装備の変更が可能。本作では脳や骨格などの臓器を移植手術で交換することでキャラを強化できます。「行動記録」は実績や、モーションコミック風のストーリームービーが閲覧できます。「輸送車」は対戦モード「カーネージリーグ」を開始します。「交代」は操作キャラクターを変更します。手術室と武器の間を入っていくといわゆる射撃場があり、武器の試し撃ちができます。

プレイの起点となる基地
発着場でミッションをこなし、そこで得た武器や素材を元に兵器庫や手術室でキャラクターを強化。さらに高難度のミッションへと挑んでいく……というのが基本的な流れになります。以前の記事でもお伝えしていますが、本作の操作は極めてシンプルでとっつきやすく、それが魅力のひとつになっています。

■操作方法(PS4版でのボタン表記)
L2ボタン:ダッジ
L1ボタン、×ボタン:ジャンプ
左スティック:キャラクターの移動
R2ボタン:射撃
R1ボタン:キャラクタースキル
△ボタン:ボム
〇ボタン:特殊アクション(特定の物を持ち上げるなど)
□ボタン:メインウェポンとサブウェポンの切り替え
右スティック:射撃方向切り替え
「ダッジ」は「攻撃判定と無敵が付加された前方ステップ」といえるもので、回避と攻撃、両面で使用できます。一部の敵はこれで体当たりするとスタンさせることができ、スタンした敵の近くで〇ボタンを押せばとどめを刺すフィニッシュムーブが発動します。射撃ボタンは押しっぱなしで連射になりますが、武器にはオーバーヒートの概念があり、画面右下のゲージが8~9割に達するとクールタイムが発生してしまいます。武器によっては、押しっぱなしだけには頼らず、自分で適度にボタンを連打するのがよさそうでした。

写真左:専用の演出が挿入されるフィニッシュムーブ
写真右:ボムは体力を少しだけ回復させる効果もあります
◆100種類以上のウェポンの中にはとんだ”ネタ武器”も!?
武器はメインウェポンとサブウェポンの2種類を持つことができ、使用していない武器もしっかり冷却されますので、こまめに切り替えて戦うのが基本となります。武器はオーソドックスなマシンガンやショットガン、レーザーガンなどに加え、トリガーを引くたびに(射撃ボタンを押すたびに)自分の周囲に小隕石が落ちてくる「メテオフォール」、サメが地中を泳いでいって前方の敵を攻撃するサブウェポンの「シャーク」など、「ちょっとその武器の説明書を読ませてくれ!」と言いたくなるユニークなものも多々見られました。武器はいわゆるレア度の違いを別カウントすると100種類を優に超えるほか、発売後にも無料アップデートでの追加が検討されているとのことです。

各ウェポンは冷却速度や発熱量など、9種類の数値が設定されています
使用できるキャラクターはカイザー、Ms.ハラキリ、ジェントルマン、ハングリービーストの4人。それぞれ移動速度やキャラクタースキルなどは異なりますが、基本的には好みで選んで問題なさそうな感触でした。

育成方法は、装備品による強化と経験値による強化の2通り。装備品は「武器」、「M.A.D」、「ボディパーツ」の3種類が用意されています。M.A.Dは武器に装着するモジュールのようなもので、武器の性質や性能が変化します。ボディパーツは武器ではなくキャラクターに装着して身体能力を上げるもので、脳、眼球、骨格、内臓の4種類の臓器を移植することで強化されます。また、ミッションクリア時には経験値を獲得でき、個々の武器に付随する「武器レベル」と個々のキャラクターに付随する「熟練度」が上昇していきます。

脳をすげ変えても自我や記憶は本人のまま!
◆徹底した”おもてなし”がうれしいオンラインCo-op
本作は「ROGUE CORPS」と書いて「ローグコープス」と読ませるくらい(本来の発音は「ローグコア」が近いです)、オンラインCo-opにも力を入れています。クリア・未クリアを問わず全ミッションでマルチプレイができるほか、マルチプレイをしても敵の強さはソロプレイのときと同じとのこと。Co-opへのハードルが極めて低く設定されています。今回のメディア体験会はマルチプレイがメインでしたが、強い武器を用意してくれていたこともあり、ちょっと難しめのミッションでもボス敵はほとんどが瞬時にハチの巣になりました。


ミッションの最後には巨大ボスとのバトルが
また、本作はミッションの進行に応じてモーションコミック風の演出でストーリーが描かれますが、これもミッションプレイ時には挿入されず、各自が見たいときに拠点の「行動記録」から見る形になっているとのこと。つまり、「マッチングした相手の中に初プレイの人がいたので、その人がムービーを見終わるまで自分も待たされる」ような事例は一切発生しないというわけです。筆者はマルチプレイをするときに「足を引っ張ったり待たせてしまったりしたら、相手(組んだ仲間)に悪いな…」と考えてしまうタイプなのですが、ここまでお膳立てしてもらえると「いっちょやるか!」と思えてきます。

ストーリーはモーションコミック風の演出で描かれます
◆メディア対抗戦に挑むも……
マルチプレイには協力だけでなく4対4のPvP「カーネージリーグ」も用意されており、フィールド上の「キムコウボール」を相手ゴールに叩き込んで得点を競うスポーツライクな「100%エネミート」と、相手を倒せばそのままスコアが加算される「レイジ」の2つが用意されています。対戦のレギュレーションとしては、キャラごとに固定された装備で戦う「公式」「ニトロXXX」「ワンショットワンキル」が存在し、これら3つのレギュレーションでは、ミッションで鍛えた能力や装備は反映されません。もうひとつ、フレンドマッチ限定ですが「アナーキー」というレギュレーションがあり、こちらでは強化やカスタマイズを施した装備類を持ち込めます。なお、PvPでは「カーネージマイル」が手に入り、これを使ってミッションにて使用可能なアイテムや装備を入手することができます。

今回の体験会では「100%エネミート」でのメディア対抗戦も実施されました。1位には読者プレゼント用に本作のソフトが10本プレゼントされ、最下位には3本がプレゼントされます。我がGame*Spark編集部は、激闘の末、見事に3本をゲットしました(ヘタですみません…)。対抗戦ではハングリービーストの人気が異様に高く、フィールドはそこかしこに銃火器をぶっ放すパンダだらけに。誰がどこにいるか、把握しきれないうちに負けていました(言い訳)。なお、賞品のソフトは発売を待っての進呈になるとのことでしたので、いましばらくお待ちください。


肉の総重量で勝敗が決まる演出。何の肉なのかは考えないでおきます

『CONTRA ROGUE CORPS』は、PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ/PC(Steam)で9月26日に発売予定。価格は5,000円(税抜)で、本日8月20日よりダウンロード版の予約が始まっています。「シンプル操作×やり込み要素(育成)×ハードルが極めて低いマルチプレイ」が特徴で、手に取りやすく、オンライン協力プレイを気軽に楽しめる作品になりそうです。

また、発売直前となる9月23日には、ユニクロから「The Game Classic Pixels UT」のラインナップの一つとして『魂斗羅』グラフィックTシャツも発売されます。シリーズファンの方は、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。


最後に、体験会の終了後に中里伸也プロデューサーに行ったインタビューをお届けします。

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◆中里伸也プロデューサーへのインタビュー
ヘヴィ・メタルバンド「Twisted Sister」による、自由の謳歌と体制への反抗を高らかに歌う「We’re Not Gonna Take It」に乗せて紡がれるトレーラーが印象的な本作。豪快な傭兵たちが好き勝手をする様を描く本作ですが、そこに込められた思いは繊細で誠実なものでした。『CONTRA ROGUE CORPS』のプロデューサーを務める中里伸也氏へのインタビューをお届けします。


YouTube:

――試遊させていただいて、ストーリーがアメコミライクなモーションコミック風の演出になっているのが目を引きました。

中里昔の『魂斗羅』は2人同時プレイが魅力のひとつでしたので、おのずとストーリーも”バディモノ”のようになりました。今回の『ローグコープス』では4人でのマルチプレイを気軽に遊んでほしいという思いがあり、それに合わせてキャラクターも4人になりましたので、こうなると”バディモノ”というより”チームヒーローモノ”になるのかなと。デコボコ感のあるクセモノぞろいのキャラたちが、仲よく喧嘩しながらやっていく姿を描くのは、コミックテイストの方が表現しやすいのかなという思いからこうなりました。

――CERO:Dということもあり、結構ブラックユーモアの要素もありますね。

中里グロさを追求したいわけではないのですが、戦争モノではありますので、リアルに描くと陰惨になりすぎてしまうんです。それよりは、突き抜けたバカさ加減を入れて気持ちよく遊んでいただければと。「おいおい、移植手術で脳をすげ変えたらそれはもう別人だろ!?」とツッコミながら遊んでいただければうれしいです。

ボディパーツ移植手術の担当医の1人・Dr.エルダー。
「もうちょっとこっちのこと考えろよ!」と思わずツッコミを入れたくなります
――PvP「カーネージリーグ」の「100%エネミート」はスポーツのような趣もありますが、どのような経緯で誕生したのでしょうか。

中里スタンダードな撃ち合いだけをするのではなく、そこに何かもうひとつ、『魂斗羅』らしいひとひねりを加えられないかなと思ったのが企画のきっかけです。スポーツというよりは、金網に囲まれたリングで戦う地下プロレスのようなものをイメージしています。

――シリーズ作品ではおなじみの敵である「陰獣キムコウ」をボール代わりに使ってゴールに叩き込む絵面が強烈で、たしかにアングラ感がありますね!

中里「ミートグラインダーに虫を入れるのって、ちょっと楽しいよね……」みたいなところからできた企画でもありますので……(笑)。

シリーズファンにはおなじみのキムコウをボール代わりに争う「100%エネミート」
――なるほど(笑)。協力プレイについてもおうかがいします。マルチプレイをしても敵の強さはソロプレイ時と同じというのはうれしい仕様です。

中里アクションがニガテな方も遊びやすいのではと思います。もちろん、マルチ前提の調整にはしていませんので、1人でストイックに遊ぶのもいいですよ。

――本作は、従来の横スクロールで4人がマルチプレイすると画面が煩雑になってしまうという理由で見下ろし型のカメラワークを採用したとのお話ですが、初代PlayStationやセガサターンで海外でのみリリースされた『Contra: Legacy of War』も同じような見下ろし型視点を採用しています。これまでのシリーズ作品から影響を受けたところなどはありますか?

中里シリーズ作品からの影響といいますと、実はDSでリリースされた『魂斗羅 Dual Spirits』の影響を受けている面はあります。『Dual Spirits』は横スクロールを採用している作品ですが、道中のザコ戦がすごくおもしろいんですよ。僕が手がけた『魂斗羅スピリッツ』はボス戦のラッシュでプレイを盛り上げていく方向に振っており、それでご好評をいただけたと思っていますが、原点回帰ともいえる『Dual Spirits』のザコ戦のおもしろさを再び追及できればという思いはありました。ですので、本作はボス戦のみならず、そこまでのザコ敵やギミック、地形などの組み合わせによるバリエーションにもこだわっています。


――中里氏はこれまでにも多くの『魂斗羅』を手がけられています。そのうえでお尋ねしたいのですが、シリーズから漂う”B級感”のようなものはどこまで意識して制作しておられましたか?

中里今振り返って思うのは、いつも一生懸命だったということです。そのメーターが振り切りすぎて、結果として”ああなった”というのが近いかもしれません。

――B級っぽさを狙っていたわけではないということですね。

中里ただ、ケレン味を出すというのは昔からこだわっていることの一つです。どうすれば遊んでいる方たちにビックリしてもらえるかなと。自分が目指しているのは、クリエイターというよりは大道芸人という方が近いのかもしれません。いかにして、お気楽で、ツッコミどころがあって、楽しめる作品を作るかという思いがずっと根底にあります。

「ロックされたゲート? 撃てば開くだろ!」という豪快なかけ合いも
――発売後のアップデートの計画・予定などありましたら教えてください。

中里みなさんに長く楽しんでいただけるよう、武器の追加、レベルキャップの開放、高難度ミッションなどを無料アップデートで追加したいと考えています。(ゲーム内マネーの)金策は少し大変かもしれませんが、ミッションを通じて手に入るボディパーツを売るのが結構お金になりますので、それで稼いでいただければ。

――ボディパーツを売って金策……! チュートリアルは、カイザーたちが違法ボディパーツ売買組織を壊滅させる話ではありませんでしたか!?

中里カイザーたちが利用しているのは、合法の売買業者ですので大丈夫ですよ。合法! すべて綺麗なボディパーツです!

――綺麗なボディパーツとは……。フォローすればするほどツッコミどころが(笑)。ですが、そんなところがコミカルで楽しいですね。それでは、最後に発売に向けてのメッセージをお願いします。

中里ユーザーのみなさんのお声の中には「最近のコナミはあまりゲームを出していないのでは?」というものがあることは存じております。市場が目まぐるしく変化していくなかで、そのオーダーに対応しきれていないのは、僕ら制作陣の反省点のひとつです。その現状を変えて、みなさんが期待されているゲームを出していきたいと思っています。本作だけでなく、弊社のIPを復活させていけたらいいなと思っていますので、ぜひ『CONTRA ROGUE CORPS』と、これからの弊社にご期待ください。

――ありがとうございました。


(C)Konami Digital Entertainment

Game*Spark 蚩尤

最終更新:8/20(火) 16:00
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