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【巨人】池田駿「抑えるべくして抑えたい。自分のやりたいことができなかったらダメ」 2軍から再起

8/24(土) 14:03配信

スポーツ報知

 今週の「ALL巨人」は、中継ぎ左腕の池田駿投手(26)の奮闘に迫った。プロ3年目の今季はここまで1軍2試合の登板にとどまっている。左打者のインコースにシュートを投げ抜くことを課題に掲げ、日々腕を振っている。チーム事情によりファームでは先発も経験。ペナントレース終盤、ポストシーズンへ向けて1軍のマウンドにはい上がる決意をにじませた。(取材・構成=小林 圭太)

【写真】5月29日の阪神戦では高山に満塁弾を浴びた

 悔しさを胸に、池田は左腕を振る。5月29日の阪神戦(甲子園)、延長12回1死満塁のピンチで、左打者の高山に代打満塁サヨナラ弾を浴びる屈辱を味わった。今季は1軍登板はわずか2試合。主戦場はファームとなっている。

 「左バッターが抑えられないから、このままじゃ使えないということで2軍に落ちた。左バッターが抑えられていないというのは、左ピッチャーの僕としてはすごく課題で、いまだにそれはあります」

 やることは明確だった。リリーフ左腕として、対左打者を抑えるのは必須。課題を掲げ、日々取り組んでいる。

 「2軍に落ちてから、ずっと左バッターのインコースにシュートを投げる練習をしている。左打者を、インコースを使って抑えていくという課題を持ってやっています」

 手応えも得ている。オフにはリリース直前に、前にかかっていた重心を後ろに変更するフォームに改造。たんぱく質を多く摂取することを心掛け、体重は4キロ増えて82キロになった。肉体改造の成功が直球に生きている。

 「トラックマン(高性能弾道測定器)などのデータを見ても、ストレートの指のかかりも去年、一昨年よりいい。目標に近いことはできている。あとは精度やコントロールで、いかにムラをなくすか。実際、ストレートがちゃんと投げ込めれば、左打者から三振が取れるのが分かった」

 ファームの試合では、主に左打者が続くところでの起用が多い。それは首脳陣からのメッセージでもあり、自身も感じ取っている。

 「そういう期待というか、左バッターを抑えるピッチャーになってほしいという願いも込めて使ってもらってると思う。自分の中でも抑えたいというのもありますし、そこに応えたい。応えられないと居場所はなくなると思う」

 ルーキーイヤーには2度先発を経験したが今季もファームのチーム事情により、2軍で先発を務めたこともあった。その経験が、本職の中継ぎに生きているという。

 「長いイニングを投げて、球数も多く投げられてシュートの練習とかもできた。先発が終わって、リリーフに戻って2イニングとかを投げた時に先発をやっていた分、肉体的にも精神的にも少し楽に感じた。1軍でも左ピッチャーがロングリリーフをやる場面がある。長いイニングを投げられるに越したことはないかな、と」

 2軍では28試合に登板し、4勝1敗、3セーブ、防御率は2・14と好成績を収めている。それでも目指すはもちろん1軍。自らに厳しい言葉を投げかけた。

 「2軍で点を取られても、自分のやりたいことをしっかりやって、それができればオッケーだと思う。逆に0点で抑えても、自分のやりたいことができなかったらダメ。失投で抑えたとしても2軍だから抑えられたと考えてやっていかないと。2軍だからこそ自分の理想に近い形で抑えられれば、1軍でもそれに近い形で抑えられると思う。抑え方というのにも今はこだわってる。まぐれで抑えるのでなく、抑えるべくして抑えたい」

 シーズン終盤、ポストシーズンへ向け、1軍のマウンドを見据えて今はただ目の前に全力を尽くす。

 ◆今季1軍での池田 5月29日の阪神戦(甲子園)12回途中から登板し木浪に四球、高山に満塁弾被弾。ともに左打者。同31日の中日戦(東京D)では9回から登板し、左の大島に左前安打を打たれながらも1回無失点。対左は3打数2安打、対右は2打数無安打。6月3日に出場選手登録を抹消された。

 ◆池田 駿(いけだ・しゅん)1992年11月29日、新潟県生まれ。26歳。新潟明訓高では3年夏の甲子園8強。専大を経て2015年にヤマハ入社。16年秋の日本選手権で優勝に導き、MVPを受賞。同年ドラフト4位で巨人に入団。174センチ、82キロ(キャンプ時の球団発表は78キロ)。左投左打。背番号48。年俸1700万円。

最終更新:8/24(土) 14:11
スポーツ報知

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