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30歳でも成長続ける野口啓代、「楽しさ」「技術」「自信」くれた3人の恩人

8/21(水) 6:13配信

スポーツ報知

◆スポーツクライミング 世界選手権第9日(20日、東京・エスフォルタアリーナ八王子)

 野口啓代(30)=TEAM au=が女子複合決勝で銀メダルを獲得し、「7位以上に入った日本人最上位者」の条件を満たして20年東京五輪の代表を決めた。五輪新種目の日本勢代表1号。東京五輪で引退を明言しており、最初で最後の大舞台で金メダルを目指す。野中生萌(22)=XFLAG=は5位、森秋彩(あい、15)=茨城県連盟=は6位、伊藤ふたば(17)=TEAM au=は7位だった。

 30歳の野口が成長を続けるのは、3種目すべてに“恩人”がいるからだ。「一番苦手だった」と話すスピードは、日本男子の第一人者・池田雄大に2月のスピードジャパンカップ後から指導を受けた。1か月に1回だった練習を大会前は週2回実施。「スピードが好きな選手と一緒にやることで楽しさを理解できた」。今大会の複合予選では9秒391の自己ベストを出した。

 リードでは国体でパートナーを組む小林由佳さんから指導を受ける。小林さんは1998年から国内で19連勝し日本女子をけん引。野口は「中学生のときからずっと追いかけてきた選手。技術が高い人に認めてもらうのは難しい。認めてもらいたくてもっと頑張りたいなと思う」と話す。

 ボルダリングは野口が最も得意とし、4度の年間女王とW杯21勝。W杯22勝の最多記録を打ち立て引退したアンナ・シュテール(オーストリア)が原動力だった。「初めてこの人みたいになりたいと思えた」と野口。W杯では常にトップを争ってきた。オフは「アンナに勝ちたい。今頃、頑張ってるかなと思いながら練習した」。野口と言えば、柔軟性を生かしたムーブ(動き)が持ち味。他の選手とは違った登り方に「これは啓代スタイルだね」と自信をくれたのもシュテールだった。

最終更新:9/6(金) 4:58
スポーツ報知

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