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38歳トンプソン、4度目W杯で完全燃焼「めっちゃ特別だしめちゃ出たいよ」…引退後は牧場経営へ

8/21(水) 6:13配信

スポーツ報知

 ラグビーW杯開幕まで、あと1か月に迫った20日、北海道・網走市内で最終合宿を行っている日本代表は2日目の練習を公開。38歳歴代最年長代表の“鉄人ロック”トンプソン・ルーク(近鉄)が引退をかけてW杯代表入りに挑む決意を示した。29日発表の最終登録メンバーに入れば、外国出身選手としては歴代最多の4大会連続出場を達成する。

 4度目のW杯で、トンプソンは完全燃焼する決意を示した。得意の関西弁で「たぶん最後になるよ。アジア初のW杯だし、めっちゃ特別だし、めちゃ出たいよ」と熱く語った。

 生き残りをかけた最終合宿は初日の19日が計6時間。この日は午後から雨天となった肌寒いグランドで体をぶつけ、走り回った。首を痛めて、しばらくうずくまる場面があったが、立ち上がって戦線に復帰。「おじいちゃんなんでちょっと休んでたんだよ」と強がった。

 2月の招集から約半年間でロック陣の1番手に返り咲いた。この半年間は「僕はニューフェースなんで」と初心を忘れず奮闘。全勝優勝したパシフィックネーションズ杯(PNC)のフィジー、トンガとの2連戦はともに80分間フル稼働と大暴れ。フィジー戦では大野均の代表最年長記録(38歳1か月19日)を38歳3か月11日で塗り替えた。4大会連続出場なら元木由記雄、松田努と並び、外国出身では最多だ。さらに本番の1次リーグで3試合以上出場すれば11年大会で樹立した小野沢宏時のW杯出場最多記録12を塗り替える。仕事人は「俺は特別な人間じゃない。努力の人。記録は自分のターゲットじゃないし、チームが勝つことが大事だよ」と謙虚に語った。

 引退後の人生設計プランも披露した。母国ニュージーランドで牧場経営を行うこと。クライストチャーチ郊外に、東京ドーム約30個がすっぽり入る140ヘクタールの広大な土地をすでに保有しており、2か月前から「芝の作り方や牛、羊、鹿の育て方」の本を読みあさり勉強中という。鉄人は「鹿の角を取って漢方薬にするんだ」と笑った。牧場名は地名のサマーヒルにちなんで「ナツヤマファーム」にする。

 合宿中は猛アピールしつつ、W杯8強を達成するための細かい技術の再確認と精度を上げていく。「一番高いレベルでプレーしたい」。W杯という名の“ラグビー牧場”で走り回る。(小河原 俊哉)

 ◆トンプソン・ルーク 1981年4月16日、ニュージーランド・クライストチャーチ生まれ。38歳。ポジションはロック。セントビーズ高、リンカーン大卒。13歳から競技を始め、2004年に来日。三洋電機(現パナソニック)を経て、06年から近鉄。10年7月に日本に帰化し、07年7月に初代表。通算66キャップ。愛称は「トモ」。W杯は15年に3大会連続出場。家族は妻・ネリッサさんと2女1男。196センチ、110キロ。

最終更新:8/21(水) 9:55
スポーツ報知

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