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【10月の火災保険料値上げ】最大鹿児島の+40.1% 加入保険を見直すチェックポイント

8/20(火) 11:02配信

マネーの達人

各新聞でも発表の通り、2019年10月、火災保険料の値上げが各保険会社そろって行われます。

損害保険各社で組織する「損害保険料率算出機構」が昨年の6月に、各保険会社が火災保険料を設定留守時の基準としている「参考準率」を平均5.5%引き上げたことが発表されていました。

火災保険は、参考準率がそのまま「値上げ幅」にはなりません。

各保険会社が、この参考準率を基準に、保険の収支を見て、実際の保険料を決めるので、この10月の改定も各社ごとに値上げ幅は違います。

ご参考に掲載しますが、各構造による参考準率の上り幅下がり幅は下記の通り。(料率算出機構より)

マンション構造(M構造)

東京:+20.4%
大阪:+12.0%
愛知:+7.2%

1番大きな上り幅は鹿児島の+40.1%
1番上り幅が少ないのは愛媛の+4.1%

鉄骨構造(T構造)

東京:+6.3%
大阪:+1.8%
愛知:△1.5%

1番大きな上り幅は熊本の+24.4%
1番上り幅が少ないのは三重の△8.7%

木造構造(H構造)

東京:+6.2%
大阪:△2.6%
愛知:△9.8%

1番大きな上り幅は鹿児島の+25.9%
1番上り幅が少ないのは愛媛の△17.3%

まずはご自分の火災保険がどの程度値上げになるのかをチェックしましょう

既に8月も初旬を回りましたので、各社ともども10月の保険料率は出ています。

大手損害保険会社の中では上り幅が30%程度のところ、地域と築年数によって70%以上の上り幅になっている会社もあるとのことです。

まずは、ご自分の火災保険がどの程度値上げになるのかを、代理店、もしくは保険会社にお尋ねすることをお勧めします。

■10年未満の家にお住いの方々は、逆に保険料が下がるケースもある

何故ならば、値上げ値上げとは言いながらも、築年数が10年未満の建物に対しては、「築浅割引」を拡大する会社もあるからです。

今までは築年数や保険期間によって決定していた築浅の割引ですが、10月からの改定で、建物の所在地と構造級別、補償タイプまで広く鑑みて、料率を決める会社があるからです。

建築してから10年未満の家にお住いの方々は、逆に保険料が下がるケースもあるので、10月までに、現在の料率を使って契約を長期化することが返って損になるケースもあります。

実際の自分の保険がどのくらいの保険料になるのかを聞いてみましょう。

■見直す際のポイント

一時払いですでにお支払いが済んでいる場合などで、今の料率で長期化する手段をとるとき、できるだけ同じ保険会社での保険の付け替えをすると、短期率解約となってしまうため解約時の負担が減ります。

相当程度保険料が上がることが判明した時は、9月30日までに契約を長期化することもお財布に優しい手段となります。

保険の満期が2019年10月以降で5年以内に満期が来る方などはぜひ確認をしてみてください。

また見直す際には、マンションの3階以上にお住まいの方、高台に住宅があり水災の影響がない方は、水災を外してもらうなどの工夫もできると思います。

各保険会社のサイトには、水災の危険地域などを検索する仕組みを入れているので、それらを参考にするのも1手です。

しかしながら、台風の多い時期、水害による被災も多いので、単にコストカットだけのために外してしまうと、実際に水没して保険が出ないことにもなりかねませんのでご注意ください。

保険代理店・保険会社などで相談に乗ってくれます。

また、「家財の保険はあまり使わない」、「自分で賄えるかも」という理由からコストカットのために契約から外してしまう方もいらっしゃいますが、家財には洋服も含まれます。

スーツも1着お安くないですが、煙に巻かれては2度と着れません。

家財に地震保険が付帯されている場合、建物の地震保険よりも査定が簡易であることから、保険金が下りやすいケースが多々あります。

地震が起こったときに必要なのはまさにキャッシュ

地震が起こったときに必要なのはまさにキャッシュです。

建物の被害で主要部分が無事であまり保険金がおりなかった場合でも、家財の保険金で現金を得られて助かったというケースも多々ありますので、家財300万(地震保険150万)という掛け方でも、もしものために置いておくことをお勧めします。

まずは10月の改定で、自分の保険料がどのくらい変動するのか、代理店や保険会社にご相談することをお勧めします。(執筆者:鮫島 ひかる / 損害保険会社OLから転身、フリーライターへ)

最終更新:8/20(火) 11:02
マネーの達人

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