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【特集】老朽化進む「木の電柱」が心配...使われず放置され続けるのはなぜ?

8/20(火) 14:48配信

MBSニュース

滋賀県大津市の住宅街に、使われなくなった電柱が1164本あるといいます。中には木製の電柱もあり、老朽化も進んでいるため、住民は倒れてくるのではないかと困惑しています。一体、何のために立てられたものなのでしょうか。

傾いたり、へこんだり、木が継ぎ足されたり、切断されたり、ツタが生えたり…

滋賀県大津市。瀬田や田上など市の南部に位置する地域です。新しい住宅と古い家が立ち並び、狭い道路が入り組んでいますが、この住宅街のあちこちに木製の電柱が立っています。太いものから細いものまで様々で、高さは約5~10m。しかしこれらの電柱は全て、今は全く使われていないといいます。大津市瀬田学区自治連合会長の内田一豊さん(79)に案内してもらいました。

「この木製の電柱もそう。」(大津市瀬田学区自治連合会 内田一豊会長)

電柱は古くなったせいか、かなり道路側に傾いてしまっています。

「間伐材を使っているから曲がっているものもある。木製だけにやっぱり弱いですね。」(内田会長)

コンクリート製の電柱と並ぶように立つ木製の電柱。何かがぶつかったのでしょうか、へこんでしまっている電柱もありました。さらに…

「車がよく当たるのでしょうか、電柱に貼られた標識にこすった跡が多数見られます。」(記者リポート)

他にも木が継ぎ足されているものや、途中でばっさりと切断されているものもあります。電柱に絡みついたツタは、立てられてから長い歳月が経っていることを物語っています。

半径400mに34本の木の電柱

使われなくなった電柱は一体どれだけあるのか、取材班が調べてみると半径400mほどの狭い範囲の中に34本もの木製の電柱が立っていました。ある電柱はかつて小学校の通学路に立っていて、児童たちはいつも電柱を避けて車道にはみだしながら通学していました。その電柱は住民の要望を受けて今年4月にようやく撤去されたといいます。住民たちは長年、放置され続けている電柱に困惑しています。

「いつかはこの電柱の地中に入っている際が朽ちてくるということになった時にどうなるかやな。事故が起きてからでは遅い。」(内田会長)

木製の電柱は老朽化が進んでいるため、内田さんはそのうち根元が腐って倒れてしまうのではないかと心配しています。

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最終更新:8/20(火) 14:48
MBSニュース

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