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同じ「M5」でも振り心地が違う? クラブの“US仕様”と“日本仕様”はなにが違うか、ギアオタクが考えた

8/20(火) 6:32配信

みんなのゴルフダイジェスト

一部の店舗やインターネットで見かけるUSモデルのクラブたち。値段も手ごろだったりしてつい買いたくなってしまうのだが、日本仕様のモノとは一体何が違う? 業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人が考えた。

大きな違いは実は「シャフト」

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。今日はお客様からこんな質問を受けたのでそれを題材にしたいと思います。その質問とは「海外ブランドに多い、日本仕様とUS(海外)仕様って何が違うの?」といった内容。

昔から一部のショップで売られていたUS仕様は、最近ではインターネットでクラブを購入することが当たり前になってきたこともあり、より簡単に手にできるようになってきました。パッと見ではあまり差がない日本仕様とUS仕様。一体何が違うのでしょうか。

日本仕様とUS仕様の主な違いは、シャフトにあります。大きく違うのがシャフトのフレックスの設定です。これはモデルによって設定が違うので明確にどれだけ違うというのは難しいのですが、大体US仕様のほうが同じフレックスでも硬く設定されています。

差の大きなモデルだと日本仕様のSがUS仕様のRぐらいになっていることもありますね。トルクやシャフトの挙動も同じような設定になっていて一言で言えばUS仕様のほうが日本仕様と比べて“動かない”仕様になっています。これには理由がちゃんとあります。それは使用するゴルファーを想定してシャフトの設計をしているから。

アメリカのゴルファーは日本のゴルファーに比べて体が大きくパワーもあるためそのゴルファー層に合わせてシャフトも設計されているわけです。もちろん日本仕様も然り。日本のゴルファーに合わせて専用に設計されたシャフトが装着されています。当然といえば当然ですよね。

これは個人的に聞いた話ですが、アメリカのゴルファーは振ったときのしっかり感を大事にするのだと聞いたことがあります。振ったときにシャフトが大きくしなると頼りなく感じ、すぐ壊れてしまうのではないかと不安になるのだとか。自分がフルパワーで振ってもカチッとした頼りがいのあるクラブを好む傾向があるからこそ、しっかりした特性のシャフトが多いのかもしれません。

肝心のヘッド性能ですが、同じモデルであれば基本性能は同じである場合がほとんどです。稀にバランスや重量を調整するためにヘッド重量が変更されているケースがありますが、同じモデルで性能に違いがあるモデルというのはレアケースですね。

そして、ある意味で日本仕様とUS仕様のもっとも大きな違いと言えるのが価格かもしれません。US仕様は現地販売価格の設定が日本と比べて低いこともあり、日本で購入しても日本仕様と比べて割安になる場合が多いです。

欲しかったモデルが安く売られていて飛びついたら、海外モデルだったなんて話を良く聞きます。ヘッドの基本性能は変わらないので、リシャフトする前提であれば、海外モデルでもかまわないですが、そのまま使うのであれば日本仕様がオススメですよ。日本のゴルファーに合わせて設計されたシャフトは性能的にも優秀ですから。

小倉勇人

最終更新:8/20(火) 6:32
みんなのゴルフダイジェスト

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