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磨いた話芸 男の美学 人間国宝の認定決まった講談師 神田松鯉さん 松之丞さんら後進育成に尽力

8/20(火) 6:02配信

上毛新聞

 女性講談師も増え、若手の活躍が目立っている。テレビやラジオに出演してどんどんPRし、担い手を増やしてほしい。低迷が続き、かつてのように業界が“講談城”に籠城するよりいい。

―これからのこと、古里への思いを聞かせてほしい。

 講談界の隆盛を見届けたい。松之丞をはじめ大勢の若手が頑張り、ここ数年、寄席を開くとほぼ満員になる。私の講談教室に群馬県から通う中学生がおり、とても上手だ。子どもに興味を持ってもらえることもうれしい。本当の隆盛まで時間はかかるが、頑張りたい。

 大勢のファンや協力者がおり、古里はとてもありがたい。落語家の三遊亭圓馬さんと組んで毎年群馬で公演しているが、人間国宝の認定などで忙しく、次回は来年後半になりそう。いろいろな演芸場で寄席を開いているので、東京にお越しの際はぜひ足をお運びいただきたい。

【略歴】かんだ・しょうり

 1942年、伊勢崎市生まれ。本名・渡辺孝夫。幼少期に前橋市に移り住み、群馬県立前橋商業高卒。演劇や歌舞伎の俳優を経て、70年に2代目神田山陽に入門。77年に真打ち。古典に力を入れる一方、徳川家康や大石内蔵助ら歴史上の人物をネタにしたビジネス講談を生み出した。88年に文化庁芸術祭賞。2000年から05年まで日本講談協会長を務めた。

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最終更新:8/20(火) 6:02
上毛新聞

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