ここから本文です

「いかに試合で勝つことが難しいかを思い出した」宿敵ジャスティン・トーマスの優勝に松山英樹も続けるか?

8/20(火) 11:33配信

みんなのゴルフダイジェスト

ジャスティン・トーマスがプレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」で今季初優勝。2018年WGCブリヂストン招待以来、およそ1年ぶりの優勝となった。全米プロでトーマスと熾烈な優勝争いをするなど同時期に活躍し、しばらく勝てていない同世代の松山英樹は続けるか。海外ツアー取材歴20年のゴルフエディター・大泉英子が分析。

ジャスティン・トーマスのドライバー連続写真

「ヒデキとの戦い」を思い出しガマンのゴルフで勝利をつかんだ

「よかった。今日は実はあまり調子がよくなかったんだけど、パトリック(・キャントレー)は信じられないくらいいいプレーをしていたし、それで僕も火がついたんだ。だから後半はとにかく集中して、我慢強くプレーしていた。でも最初はとても緊張していたよ。コースで優勝争いをするのが楽しいなんて感覚はしばらくなかったし、いかに試合で勝つことが難しいことかを思い出した。でもこうして勝ててよかったよ」

「BMW選手権」の2日目、松山英樹が9バーディ、ノーボギーの63で回り、コースレコードを2打更新したのもつかの間、翌日にはジャスティン・トーマスが松山の記録をさらに2打上回る61でホールアウト。2イーグル、8バーディ、1ボギーという驚異的なスコアで回り、2位のトニー・フィナウ、パトリック・キャントレーに6打差をつけて最終日に臨んだ。

だが、出だしをボギーとしたトーマスは、前半2つのバーディを奪ったものの、松山英樹とパトリック・キャントレーの凄まじい追い上げにガマンのゴルフを強いられていたらしい。

「パトリックは前半もたくさんバーディを獲っていたので、そこでガマンするのは精神的に厳しかった。でも、以前ヒデキ(松山)とマウイ(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ)で同じような状況があったな、と思ったんだ。5ホール残して5打差つけていたが、突然3ホール残して(ヒデキと)首位タイになり、優勝した。だから今日も、このときとまったく同じような感じだった」

10番でボギーを叩き、2位以下との差はさらに詰まったが、そこで逆に緊張感から解放され、11番でバーディ。その後3バーディを決め、2位のパトリック・キャントレーとは3打差をつけて優勝したのだった。

2017年、彼はハワイの試合で2連勝し、デルテクノロジー選手権など5勝を飾っている。松山英樹を倒して優勝した全米プロもこの年の優勝だ。このころの彼は負け知らずで、世界最強だったと言っても過言ではない。2018年もWGCブリヂストン招待など3勝を飾っているが、その後はしばらく優勝から遠ざかっていた。だが彼は「勝ち方は知っている。ただ、そのステージに立っていなかっただけ」と言い、そのときが来るのをじっとガマンして待っていたのである。

「過去、成功していたのは本当にラッキーだった。かといって、これ以上成長できないわけではない。優勝争いの場に立てば立つほど、その経験から何かをもっと学ぶことはできるんだ。今日も優勝はしたが、何かを学ぶことができると思う。とにかく勝つのは大変だ。それは間違いない」

1/2ページ

最終更新:8/20(火) 11:43
みんなのゴルフダイジェスト

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事