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婦人服卸のISO(旧:ラブリークィーン)、特別清算開始

8/20(火) 15:19配信

帝国データバンク

 (株)ISO(旧:ラブリークィーン(株))(TDB企業コード:450049154、資本金1億円、岐阜県岐阜市加納寿町4-1、代表清算人井上真典氏)は、8月7日に岐阜地裁より特別清算開始命令を受けた。

 当社は1964年(昭和39年)2月に設立された、レディースフォーマルウェアの製造・卸売業者。レディースフォーマルウェア業界では長年高い知名度を有し、年商規模も100億円を超え、量販店において高いシェアを持っていた。営業面では若手デザイナーを積極的に起用するなど、フォーマルウェアでありながら、同業者と差別化した商品を展開している点は強みであった。事業拡大意欲も旺盛で、2006年9月には破綻した同業者の百貨店部門の営業権を買収し、百貨店への営業を強化した。

 しかし、リーマン・ショック以降、個人消費の低迷や百貨店業界を取り巻く厳しい営業環境から、百貨店部門の業績は計画通り進捗せず、部門からの撤退を余儀なくされ、その後業績改善のために事業の見直しを図り、新たな成長を見据え自社ブランド開発と小売店の出店を進めていたが、業績悪化に歯止めがかからず大幅な赤字となり、借入負担も重く資金繰りは厳しい状況が続いていた。この間も収益状況に改善が見られず、単独での再建は難しいと判断しスポンサーを探すなか、美容事業からIT事業まで幅広く事業展開を行っている(株)RVH(東証二部上場)が2017年12月に支援に名乗りを上げ、同社グループの傘下に入ることとなった。

 その後、当社は2018年1月23日に会社分割を行い、新たに同商号の(株)ラブリークィーン(岐阜市)を設立、事業はすべて同社に継承し全社員も同社に転籍した。当社は実質的な休眠となり、その後保有していた旧本社などの不動産を売却するなど資産の整理を進め、当社は2019年1月16日に現商号へ商号変更し、株主総会の決議により解散していた。

 負債は約45億円とみられる。

最終更新:8/20(火) 15:40
帝国データバンク

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