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甲子園最速記録保持者・佐藤由規は大記録とともに去っていった

8/20(火) 12:25配信

高校野球ドットコム

 これまで甲子園で数々の名試合を残してきた仙台育英。2015年にも佐藤 世那投手を中心に準優勝するなど全国的にも有名な名門校だ。同校のOBには豪速球を誇り、大注目を浴びた佐藤 由規投手がいる。今回は佐藤 由規投手の夏を振り返る。

 佐藤は中学1年生の夏、仙台東リーグの投手としてリトルリーグの世界大会を経験。しかもロシア戦ではノーヒット・ノーランを達成するなどの活躍でチームの準優勝に大きく貢献。その後、佐藤は地元・宮城の名門校、仙台育英の門を叩いた。

 入学当初の佐藤は120キロ後半の球速だったが、一冬を超えると最速140キロまで急成長。2年生の春季東北大会では初めてエースナンバーを背負った。すると2006年の夏もエースとして東北との決勝再試合などを制して甲子園へ。2回戦の日大山形戦に敗れるものの、次へつながる1年を過ごす。

 選抜にも出場した佐藤は3年となり迎えた2007年の夏。甲子園まで勝ち進んだチームは1回戦の智辯和歌山戦を4対2で勝利。佐藤も17奪三振という快投で弾みをつけた。そして続く2回戦では奈良の名門・智辯学園との試合でその時は訪れた。4回裏、智辯学園2番・稲森 翔大への4球目に投じたストレートが155キロを計測。この1球が甲子園史上最速となり、甲子園は歴史的瞬間にざわめいた。

 今もなお敗れていない大記録を作った佐藤だったが、試合には2対5で敗れてしまい高校野球はここで幕を閉じた。

 その後、中田 翔(大阪桐蔭)や唐川 侑己(成田)と共に「高校BIG3」とも言われ、注目された佐藤はドラフト会議で地元球団の東北楽天ゴールデンイーグルスのほか、東京ヤクルトスワローズ、横浜ベイスターズ、中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツの5球団から1位指名。5球団競合による抽選の末に、ヤクルトへ入団。2010年には161キロを計測するなどプロでもその快速球は発揮され、記憶に残る投球を見せている。

 しかし2011年の起こした右肩の故障などに苦しみ、これまで思い通りの結果は出せていない。だが、現在は楽天に移籍。今後輝きを取り戻し、再び、佐藤 由規の名前を聞くことに期待したい。

最終更新:8/20(火) 14:28
高校野球ドットコム

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