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「小4男児・死亡ひき逃げ」時効まで約1カ月 母親が犯人にブログで呼びかけ「犯人へ 事故が起きた時、息子は…」

8/20(火) 11:04配信

AbemaTIMES

 猛暑の中、街中に立ってビラを配る女性の姿があった。ある日突然、最愛の息子をひき逃げ事故で失った母親は、間もなく迎える時効を前に、息子の無念を晴らすべく情報提供を呼び掛けていた。「時効まであとわずか!!」と書かれたビラには、その時がおよそ1か月後の9月30日午前0時に迫っていることが記されていた。

【映像】時効まで約1カ月、未解決事件は静かに動き始めた

 埼玉県熊谷市でひき逃げ死亡事故が起こったのは2009年9月30日午後7時ごろ。当時10歳だった小関孝徳くんは、書道教室から自宅への帰宅途中、自転車に乗っているところを車にはねられて死亡した。無事に帰るはずだった自宅にある孝徳くんの遺影のそばには、今もサッカーボールが置かれている。事故を起こした車両はそのまま逃走しており、手がかりは見つかっていない。

 母の代里子さんは夫を病気で亡くし、孝徳くんと二人暮らしだった。孝徳くんはサッカーチームに所属し、優しく気遣いのできる自慢の息子だったという。そんな孝徳くんを奪ったひき逃げ犯を追いかける日々を振り返って代里子さんは「10年間の人生を一言では語れない」と言葉を絞り出すと「やはり『真実を知りたい』というその一言で活動していました」と語った。さまざまな情報があふれる現在の日本で、なぜ10年の月日を要して真実にたどり着くことができないのか。代里子さんは今年1月、情報提供を求めるブログを自ら開設した。そこに記されたまだ見ぬ犯人へのメッセージには、「真実が知りたい」という母の思いが綴られている。

「犯人へ

事故が起きた時
孝徳は生きていましたか
痛がっていませんでしたか
泣いていませんでしたか
助けを求めていませんでしたか
その時孝徳の状況を教えてもらえないでしょうか
お願いします」

 ブログを見て栃木県からチラシ配りに参加したという男性は「時効が迫っている。何かお手伝いしたい。私にも子どもがおり、サッカーをやっている。こんなのは許せない。正々堂々と生きて欲しいと思う」とひき逃げ犯に対する憤りを隠せない様子だった。

 市井からも助けの手が差し伸べられる中、果たして警察の捜査は適正に行われていたのだろうか。代里子さんによると、事件の証拠品として保管していた孝徳くんの腕時計を警察が紛失。さらに捜査関係者によると、元警部補がその紛失に気づいていたにも関わらず、腕時計の記載がない新たなリストを作成し、遺族に渡していたことも分かっている。この腕時計は、孝徳くんの10歳の誕生日を祝って、代里子さんがプレゼントした思い出の品だった。

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最終更新:8/20(火) 11:04
AbemaTIMES

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