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IFSCクライミング世界選手権 男子コンバインド決勝 見どころ

8/20(火) 14:32配信

J SPORTS

8月19日、スポーツクライミング世界選手権 コンバインド男子予選が八王子で行われました。
コンバインドとは、今回のオリンピックで採用された複合形式で、速さを競うスピード、クリアした壁の数を競うボルダリング、高さを競うリードの3種目の総合得点で争われます。

スピードは、ホールド(突起物)の形状や配置がすでに決められた壁で、いかに体の動きを覚え込むか、ボルダリングは、複雑な動きや持ちにくいホールドをどう攻略するか、
リードはスタミナをいかに保持するか持久力が求められます。

前日行われた女子と同様、4人の日本人選手が決勝で争います。

パワーと瞬発力が武器の日本のエース楢崎智亜選手は3位。
気持ちのスタートダッシュが出遅れ、得意のボルダリングで順位を落とした。ライバル、アダム・オンドラ(チェコ)が決勝に進出できなかった分、自信を持って「メダルを目指す」と気持ちを切り替えた。リードでもう少し粘りの登りを見せれば間違いなく金メダルが取れるはず。

後を追う4位の藤井快選手はメンタルのブレが少なく総合力で勝負。
最初の種目スピードでいい気持ちの流れを作り、その後のボルダリングとリードでも納得のいく登りができていた。集中しすぎて柔軟な発想に欠け修正が間に合わなかった場面もあり、決勝ではその反省が活かせるか。

5位につけたのは原田海選手。
強靭な足のバネと柔軟な腰で難題を攻略。
スピードで自己ベストを叩き出し、連日の大会の疲労も跳ね除ける勢いがあった。リードで余力があったものの動き方を間違え修正出来ずそのまま落下。自分の登りができればメダル圏内だろう。

7位楢崎明智選手。高身長を生かした大きく伸び上がる登りでホールドを掴み取る。ボルダリング2課題目、長い足を生かしてニーバー(膝と足で突っ張る)を使い見事クリア。スピードでも自己ベストを出し調子の良さをみせた。あとはもう少し課題への対応力がうまく生かされれば、智亜選手と兄弟で表彰台も狙える。

男子はレベルが拮抗し、誰が優勝してもおかしくない。予選は予選。オリンピック代表がかかった決勝は新たな気持ちで挑んでもらいたい。

最終更新:8/20(火) 14:32
J SPORTS

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