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「最年少のビットコイン・ミリオネア」が全資産を注ぎ込もうとするスタートアップとは

8/20(火) 17:00配信

CoinDesk Japan

ピアツーピアの支払いプラットフォーム「メタル・ペイ(Metal Pay)」を運営するスタートアップ、メタリカス(Metallicus)は、最年少のビットコイン・ミリオネアで知られるエリック・フィンマン(Erik Finman)氏から非公開のエンジェル投資を受けた。

メタル・ペイ・CEO(最高経営責任者)のマーシャル・ヘイナー(Marshall Hayner)氏とフィンマン氏は共同で、初の「一体型」仮想通貨銀行プラットフォームを開発しようと考えている。このプラットフォームは、送金アプリのベンモー(Venmo)のような機能を持ち、17のデジタル資産を扱う取引所やデジタル銀行の役割を担うというもの。

2018年9月にローンチされたメタル・ペイは、アメリカの38の州の約13万人の登録ユーザーからの支払いを処理してきた。支払い処理合計額は約1100万ドル(約11億7216万円)。ヘイナー氏によると、同社は一月当たり、約3万人のアクティブユーザーに対して、仮想通貨または法定通貨で100万ドル(約1億656万円)を処理する。

現在プラットフォーム上で、仮想通貨と法定通貨で200万ドル(約2億1300万円)を保有する、銀行・取引所エコシステムの開発の資金として、若干のビットコイン(BTC)を提供した、とフィンマン氏は述べた。しかし20歳のフィンマン氏はCoinDeskの取材で、自身が保有する「400ほどの」ビットコイン(BTC)のすべてをメタル・ペイの成長のために賭けても構わない、と述べた。

「私たちはビットコインに打ち勝とうとしているのです」とフィンマン氏は言う。「過去には意見が少し揺れていました(「仮想通貨は死んだ」/「ビットコインを復活させよう」)が、特にここ数カ月で、ビットコインのコミュニティーが非常に断片化していることに気づきました。そして、ビットコインの実際の有用性は最低限のものであるということにも」と、フィンマン氏は語った。

このプロジェクトは、仮想通貨業界内におけるサイロ化した開発を乗り越え、有用な金融ツールとなるための取り組みである、とフィンマン氏は話す。

ヘイナー氏も同じ意見を持ち、こう述べる。仮想通貨は、「MacBookでBTCをマイニングすることのできていた頃」に自身が基盤を築いたオープンソースコミュニティーではなく、「既存の金融業界」に酷似したものになってしまった。

メタル・ペイの創業以前の2016年、ヘイナー氏は仮想通貨のステラー(Stellar)とドージコイン(Dogecoin)、そして仮想通貨用ウォレット、ブロック・ドット・アイオー(Block.io)の構築に手を貸した。同社は以前にも、デジタル資産ベンチャー企業のG2ベンチャーズ(G2 Ventures)、ゲイトウェイ(Gateway)、そしてデジタル資産取引所シェイプシフト(Shapeshift)のCEO、エリック・ボーヒーズ(Erik Voorhees)氏から300万ドル(約3億1970万円)の資金を受け取っている。

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最終更新:8/20(火) 17:43
CoinDesk Japan

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