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【米ビルボード・ソング・チャート】ビリー・アイリッシュ遂に首位に、2000年代生まれとして初の快挙達成

8/20(火) 18:20配信

Billboard JAPAN

 ビリー・アイリッシュの「バッド・ガイ」が、遂にNo.1獲得を果たした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 同曲が収録されたデビュー・アルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』に続き、シングル曲でも初の1位獲得を果たした、ビリー・アイリッシュ。アルバムは、2019年4月13日付チャートでNo.1デビューし、通算3週の1位を記録している。

 ビリー・アイリッシュは、2001年12月18日に生まれの17歳(2019年現在)。2000年代以降に生まれたアーティストによる同チャート首位獲得は初の快挙で、今年ではリル・ナズ・X(1999年生まれ)の記録を破る、最年少の1位獲得アーティストとなった。なお、歴代の最年少記録は、2013年に「ロイヤルズ」が9週のNo.1をマークした、ニュージーランドの女性シンガー=ロードの16歳。

 そのロードの「ロイヤルズ」は、オルタナティブ・ソング・チャートで7週のトップをキープした後、ソング・チャートで1位獲得を果たしたわけだが、「バッド・ガイ」も動向が類似していて、先にオルタナティブ・ソング・エアプレイ・チャートと、ポップ・ソング・エアプレイ・チャートで1位を記録(各2週)した後、同チャートで1位に浮上している。

 「バッド・ガイ」は、歴代記録を打ち破ったリル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」が首位を独走する元、9週間連続の2位キープした後、ようやくトップに浮上したわけだが、この記録は、8週間の2位獲得から1位に到達した、アウトキャストの「ザ・ウェイ・ユー・ムーヴfeat.スリーピー・ブラウン」(2004年)、ジャスティン・ビーバーの「ソーリー」(2016年)、ザ・ウィークエンドの「スターボーイ」(2017年)を超える、歴代最長記録となる。

 週間3,910万試聴を記録し、ストリーミング・チャートで4位から3位に、週間20,000ダウンロードを獲得し、デジタル・ソング・セールス・チャートでは7位から6位に、それぞれランクアップした「バッド・ガイ」。ストリーミングのポイントアップは、メイキング形式のヴァーティカル・ビデオが公開された効果によるもので、セールスの上昇は、公式サイトのみで購入できるカセット・シングルの売上によるもの。いずれも、集計期間の最終日にリリースされたため、これらのポイントは次週のチャートにも大きく反映するかと思われる。

 通算19週首位というすさまじい記録を打ち立てた、 リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロード」は3位まで転落したが、 R&B/ヒップホップ・チャート、ラップ・チャートでは未だ独走が続き、各20週目のNo.1を維持している。また、2019年のソング・オブ・サマーでも「バッド・ガイ」をおさえ、12週目の首位獲得を果たした。

 「オールド・タウン・ロード」の総合ポイントを上回り、2位にはショーン・メンデスとカミラ・カベロのデュエット曲「セニョリータ」が浮上。初登場週(7月6日付)で記録した最高位に再びつけている。主要ポイントの上昇率も良く、週間9,610万回を記録し、エアプレイ・チャートで7位から3位に、週間3,620万試聴を記録し、ストリーミング・チャートで5位から4位に、23,000ダウンロードを売り上げ、デジタル・ソング・セールス・チャートでも5位から4位に、それぞれランクアップした。上昇率からみると、「バッド・ガイ」を上回り首位獲得を果たす可能性も高い。

 「セニョリータ」の大ヒットや、【ティーン・チョイス・アワード】の受賞効果等を受け、ショーン・メンデスの前シングル「イフ・アイ・キャント・ハヴ・ユー」も先週の11位から10位に、2度目のTOP10入りを果たしている。「イフ・アイ・キャント・ハヴ・ユー」は、5月18日付チャートで初登場2位を記録したが、「オールド・タウン・ロード」に阻止され首位獲得を逃している。「セニョリータ」でリベンジが実現すれば、ショーン・メンデスにとっては初のNo.1獲得となる。カミラ・カベロは、昨年1月「ハバナfeat.ヤング・サグ」で自身初の首位獲得を果たした。

 米NY出身の若手ラッパー=リル・テッカの「Ran$om」は、前週の10位から8位へ自己最高位を更新した。大反響のミュージック・ビデオ効果もあり、ストリーミング・チャートで3位から2位に浮上し、今週の<Streaming Gainer>を獲得している。週間視聴回数は4,330万回と好調で、次週以降もランクアップすることが予想される。仮に1位まで到達したとすれば、前述のロードとタイの最年少記録(16歳)更新となる。

 今週11位には、ニッキー・ミナージュとタイ・ダラー・サインをフィーチャーした、ミーガン・ジー・スタリオンの新曲「ホット・ガール・サマー」が初登場。 ミーガン・ジー・スタリオンは、今年ブレイクするだろうと囁かれている米テキサス出身のフィーメル・ラッパーで、5月にリリースした初ミックステープ『フィーヴァー』がTOP10入り(最高10位)するなど、着々と人気を集めている。リゾやカリードなどの人気アーティストとコラボし、知名度を高めたタイミングでリリースした同曲は、ストリ―ミング・チャートでも初のTOP10入りを果たした。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、8月23日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「バッド・ガイ」ビリー・アイリッシュ
2位「セニョリータ」ショーン・メンデス&カミラ・カベロ
3位「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」リル・ナズ・X
4位「トゥルース・ハーツ」リゾ
5位「トーク」カリード
6位「ノー・ガイダンス」クリス・ブラウンfeat.ドレイク
7位「アイ・ドント・ケア」エド・シーラン&ジャスティン・ビーバー
8位「Ran$om」リル・テッカ
9位「グッバイズ」ポスト・マローンfeat.ヤング・サグ
10位「イフ・アイ・キャント・ハヴ・ユー」ショーン・メンデス

最終更新:8/20(火) 18:20
Billboard JAPAN

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