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「高校生バイク禁止」の急先鋒・埼玉、一転解禁のワケ むしろ積極的に指導の背景

8/20(火) 16:03配信

乗りものニュース

根強い「3ない運動」、見直しなぜ進む?

 日本自動車工業会(東京都港区)によると、2016年時点において生徒の原付免許取得を禁止している全日制高校は全国の約半数、普通自動二輪免許の取得禁止にいたっては8割を超えていたそうです。こうした禁止規則は、昭和50年代以来の「3ない運動」が現在も継続しているものだといいます。

 しかし、埼玉県に続き三重県などでも、2019年7月現在において「3ない運動」の見直しが議論されています。高校生の交通安全講習などを実施している日本二輪車普及安全協会(東京都豊島区)は、その背景を次のように話します。

「全国的に高校の統廃合が進み、通学範囲が拡大しているという事情もありますが、結局、禁止されていても学校に黙って免許を取得し、事故を起こす生徒が一定数いるわけです。そうした状況を野放しにしていいのか、生徒をバイクから遠ざけるのではなく、適切な安全教育を行うべきではないか、という議論があります」(日本二輪車普及安全協会)

 国の「第10次交通安全基本計画」においても、高校生への二輪車の実技指導を含む交通安全教育の充実を図る方針が打ち出されているものの、生徒の免許取得を禁止している高校では、このような安全運転教育がなされていないといいます。日本二輪車普及安全協会と日本自動車工業会はパンフレットで、「高校生年代への安全運転教育は、生涯教育の観点から、生徒の卒業後の人生においてもたいへん有益なもの」としています。

乗りものニュース編集部

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最終更新:8/20(火) 23:52
乗りものニュース

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