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【蒼井翔太 インタビュー】自分の人生なんだから自分で舵を取らなきゃいけない

8/20(火) 10:02配信

OKMusic

昨年アーティストデビュー5周年を迎えた蒼井翔太が、この冬に行なったツアー『蒼井翔太 LIVE 2019 WONDER lab. I』から2月9日の東京公演を映像作品としてリリース。“I”即ち“自分”をテーマに掲げた鮮やかなステージからは、自身の経験に基づく奥深いメッセージがひしひしと伝わってくる。

蒼井翔太 インタビューのその他の写真

今までとは違う新しい蒼井翔太が作り出せた

──東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザでのワンマンを収めたライヴ映像作品が出来上がりましたが、ご自身で観てどんなふうに感じられました?

CDにしろ映像にしろ、僕は作品を作るにあたって常に新しいものを作っていきたいと思っています。なので、最初から最後まで全部通して観て、今回も今までとは被らない“新しい蒼井翔太”を作れたと感じました。

──“新しい蒼井翔太”というのは、例を挙げると何でしょう?

やっぱり後半の歌なしのダンスパートでしょうか。“蒼井翔太の声が好き”と言ってくださる方が多い中で、自分の声を使わずに踊りだけで魅せるシーンというのは、ちょっと勇気が必要で。だから、挑戦する以上はしっかりとしたものをお観せしたかったんです。その後、歌い始めてからも怒涛のダンスライヴパートで! 特に「ブルーバード」から本編ラストの「SMILE SMILE SMILE」はダンサーさんにも“地獄のメニューだ!”って言われました(笑)。今回は前半と後半でパックリと分けて、わかりやすい構成にしたかったんです。セットも豪華ではありつつシンプルだったので、セットリストも前半と後半に分けてシンプルなものにさせていただきました。

──前半はハンドマイク、踊りまくる後半はヘッドマイクと、マイクからして違いましたよね。今回のツアータイトルは“WONDER lab. I”ということで、“I”つまりは“自分”をフィーチャーしたものになっていましたが。

“自分”と言っても僕…蒼井翔太だけじゃなく、来てくださったみなさんにとっての“自分”でもあるんですよね。生きていると周りの雑音に惑わされたり、多数派か少数派かということで左右されてしまうことも多いけれど、やっぱり自分の人生なんだから自ら舵を取らなきゃいけないし、自分というものを持ってほしいっていう想いがあったんです。もちろん蒼井翔太として、ライヴを通してみんなの前に出続けていたいという決意表明の意味合いもありました。ただ、人間っていろんな自分を持っていると思うんですよ。時が経つにつれて考え方が変わることもあるけど、それはちゃんと時間が進んでいるということで、決して悪いことじゃない。

──なるほど。だから、今回も新しい挑戦はあったけれど、別に“これが新しい蒼井翔太だ!”っていうわけではないと。

うん、そう! 例えば今、蒼井翔太を応援してくださるみなさんに、もちろん僕としては今後もずっと付いてきてほしいですけど、それを強要するのは時間を止めてしまうことになる気がしたんですよね。僕はみんなで幸せな思い出の中に引きこもるのではなく、このライヴのMCでも言った通り、みんなを引き連れていろんな新しい世界を見せに行かなくちゃいけない。そのためには自分というもの、蒼井翔太というものをちゃんと持っていないといけないし、でないと流れていく時に本当に流されてしまう。だから、流行りに流されず、自分の好きなものを身に着け、その時々に“やりたい”と心に浮かんだことを躊躇なくやる姿をライヴで観せることで、誰にも惑わされず悔いのない生き方をみんなにもしてほしいと思ったんです。

──その想いは印象的なメッセージが映し出された「I am」や、アンコールに披露した新曲「Tone」でも強く感じました。

自分で作詞作曲させてもらった「I am」は、このライヴのキーですよね。「Tone」もアニメ『この音とまれ!』のオープニングとして作品の世界観を落とし込んだ曲ではあるんですけど、じっくり眺めてみると普段の自分たちにもすごく通じるところがある歌詞で、メロディーも含めてすごくメッセージ性の強い曲なんですよ。ちょっと話が大きくなっちゃうかもしれないですけど、蒼井翔太に似たような人って、他にいないと思ってるんです。これまで突拍子もないことや、みんなの驚くようなこともしてきたけれど、それはデータもなければ、道筋もないからなんですよね。言ってみれば、誰とも被らない“蒼井翔太”という道があって、その歴史をみなさんと一緒に作ってきた。だから、この先何が起こるか、まだまだわからないんです。

──それこそ「I am」と「Distance」のバラードパートで身に着けていた白い衣装は、あんな装いが似合う男性なんて蒼井さん以外にいませんよ!

嬉しい(笑)。普段から女性のファッションを羨ましいと思うんですよ。男性と女性ではバリエーションにすごく差があって、どれだけデザインしても男性を前提にすると、すぐに行き詰まっちゃうんですよね。なので、僕の中に“男だから”とか“男なのに”っていう概念は一切なく、目で見て楽しいというところにはこだわりがあるので、この2曲だけのために衣装をデザインするという贅沢なことをさせてもらいました(笑)。しかも、ステージの上段で歌っただけで、下に降りていないですからね。生のライヴでは遠目だけだったので、みんなまじまじと見たかっただろうから、ぜひ映像で確認してください!

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最終更新:8/20(火) 10:02
OKMusic

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