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【Rollo and Leaps インタビュー】多様性というテーマに込めた本当の想い

8/20(火) 10:02配信

OKMusic

日本語のロックと洋楽のオルタナサウンドのハイブリッドが個性を放つ4人組バンド、Rollo and Leapsが2年掛かりで完成させたミニアルバム『ROADSIDE PLANET』で、いよいよ全国デビュー。多様性をテーマに掲げた制作は、バンドが殻を破ることにつながったようだ。

Rollo and Leaps インタビューのその他の写真

いろいろな人を肯定する曲を書きたかった

──全国デビューおめでとうございます。前作EP『ORBIT』から2年振りとなるミニアルバム『ROADSIDE PLANET』を初めての全国流通盤としてリリースすることについては、どんな想いがありますか?

高谷:2017年に『RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL』というオーディションで優勝して、その年の8月に『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』にも出演させてもらったんですけど、後に前のベースが脱退してしまって。“これからどんどんやっていくぞ!”という気持ちになっていたのに、1年ぐらい思っていた活動ができなかったんです。その後、ベースの河野が加入して、ライヴよりも楽曲制作に重きを置いて1年以上活動してきた中で、ようやく“渾身の”と言ってもいい、僕らの新しい作品を完成させることができたんです。しかも、今回から全国で聴いてもらえることになったので、これまでとは比べものにならないくらいに気合いが入っています。

JACKSON:それまでに1年に1枚のペースで2枚の音源を自主リリースしてきたんですけど、今回は2年掛けてがっつり曲も溜めた上で、東京カランコロンのいちろーさんにプロデューサーとして入ってもらったので、作品としてかなり練り上げることができたという手応えがあります。

──河野さんはいつ加入したのでしょうか?

河野:2018年の5月です。メンバー募集を見つけて、曲を聴いてみたら良かったので連絡してみました。

石岡:前のベースが抜けてからオーディションをしていて、10人くらい応募があった中でダントツで上手くて、ダントツでイケメンで、ダントツでやさしかったので(笑)、河野さんに入ってもらいました。

河野:それまでRollo and Leapsのことは知らなかったんですけど、曲にグッとくるものがあったんですよ。

──どんなところがグッときたのですか?

河野:ルーツがしっかり感じられたんです。聴いてきた音楽が同じなんだろうなと思いました。曲も良い意味でキャッチーじゃないというか、メロディーはキャッチーなんですけど、これ見よがしのキャッチーさじゃない。

石岡:歌詞も暗いですしね(笑)。でも、暗いからこそ人に勇気を与えられるという信念があるんです。暗い気持ちに寄り添いつつ、“そういうところに希望はあるんだよ”って、そっと背中を押してくれる音楽に僕自身が勇気付けられてきたので、底抜けに明るい歌詞よりも、そういう歌詞を目指して書いているところはあります。

──“ルーツが感じられた”と河野さんがおっしゃったのは、お互いのルーツが似ていたということですか?

河野:そうですね。聴いてきた音楽が同じなんだろうなと思いました。意識するしないは別として、どんな音楽を聴いてきたかって曲に滲み出るものじゃないですか。

石岡:メンバーを選ぶ際、そこは重視しましたね。音楽を続けていく上で一番大事なのは、根底にある“信じている音楽”を共有することだと思うんですよ。

──では、Rollo and Leapsのルーツというのは?

石岡:僕がギターを始めるきっかけになったBUMP OF CHICKENとか、僕自身の第2のルーツと言えるRADIOHEAD、The Strokesとか。

高谷:Mr.Children、スピッツ、TRICERATOPS、GRAPEVINEとか。

JACKSON:くるり、RADWIMPS、ASIAN KUNG-FU GENERATIONとか。 

河野:僕はELLEGARDENや、ストレイテナーですね。

──主流だった日本のロックに馴染めないとみなさんがおっしゃっている2016年のインタビューをネットで見つけたのですが、そういう馴染めない気持ちや、もっと言えば、主流に対するアンチの気持ちが、Rollo and Leapsの音楽性を固めていったところもあるのでしょうか?

石岡:それはあるかもしれないです。もちろん、いろいろな音楽があってしかるべきだと思うから否定しているわけではないんですけど、自分たちが信念としている音楽とは違うものが世の中で流行っている…それは今も変わらないかもしれないですけど。だからこそ、自分たちが信じているただ明るいだけじゃない、絶望の中で聴く人の背中をそっと押してあげるようなロックバンドがいてもいいんじゃないかって。そういう想いを持ってバンドをやっているところは今も変わらないです。

──さて、今回の『ROADSIDE PLANET』を作るにあたっては、どんな作品を目指したのでしょうか?

石岡:ひと言で言えば“多様性を持った作品”ということになるんですけど、実際に全7曲それぞれタイプの違う曲が入っているんです。スローテンポの曲だったり、激しい曲だったり、テクニカルなコード進行の曲だったり。それと同時に歌詞でも多様性を表現していて。今、日本にもいろいろな人種の方々がいる中で、人と違うことは当たり前だということを歌いたいと思っているので、歌詞もそれに寄せているものが多いです。タイトルの“ROADSIDE PLANET”というのは空想のイメージなんですけど、地球以上に多種多様な人種や生き物が一緒に住んでいる惑星のことなんです。

──多様性というテーマのもと、いろいろな曲を作っていったのですか。それともいろいろな曲ができる中で、そういうテーマにフォーカスしていったのですか?

石岡:半々ですね。多様性を受け入れていろいろな人を肯定したかったんです。肯定してくれる曲って、聴いてくれる人にとって大事じゃないですか。“あぁ、俺生きていてもいいんだ”って僕も音楽に救われてきた経験があるので。そういう曲を書きたいと思いながら歌詞を書いているうちに、多様性を表現するなら同じようなものばかりじゃつまらないと思って、いろいろな曲を入れました。

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最終更新:8/20(火) 10:02
OKMusic

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