ここから本文です

【CoLoN: インタビュー】嫉妬や欲望、複雑な心情をしなやかに表現したアルバム

8/20(火) 14:32配信

OKMusic

“女心を女性言葉で歌う”8人組ジェンダーレスアイドルユニットのCoLoN:。2017年より会場限定シングルを4枚リリースしてきた彼らが、満を持してアルバム『禁情』で全国デビュー!

CoLoN: インタビューのその他の写真

──アルバム『禁情』がリリースされる8月21日に向けて、2カ月前から月に20本以上のライヴをされていますが、2016年12月に行なった初ライヴのことは覚えていますか?

佐藤:僕はスカウトがきっかけで入ったんですけど、ずっと実感が沸かないままライヴ当日を迎えて。その時もやる気はあったんですけど、初めてのことばかりだったので、どこに向かっていくのかとか明確な目標はなく、ただがむしゃらにやってました。

──人前で歌うこと自体が初めて?

佐藤:はい。でも、中学生の頃からずっとアイドルになりたいと思ってたんです。もともとHey! Say! JUMPの知念侑李くんが好きで元気をもらってたので、こういう人になりたいなって。女性アイドルもすごく好きですし、ずっと憧れを持ってました。

──Leogaさんは2018年に加入されて。

Leoga:はい。僕はダンスヴォーカルグループをやりたいと思ってオーディションを受けたのがきっかけで新メンバーとして入りました。ダンススクールでレッスンを受けたことはあったんですけど、グループで構成やフォーメーションを組んでやるのは初めてだったので、最初はダンスを覚えるのも大変でしたね。

──今作『禁情』はCoLoN:にとって初めての全国流通盤ということで、グループとしてもかなり気合いが入っていたのでは?

佐藤:もちろん入ってます! それこそ最初の頃は毎日ライヴをこなすことで精いっぱいだったんですけど、今はたくさんの人にグループを知ってもらうために長い期間を掛けてプロモーションをして、周りの人にも気に掛けてもらっていることを実感しています。あと、全国流通っていうのもシンプルに嬉しいですね。リリースイベントでいろんなところを回って各地でファンの方に会えるし、曲も聴いてもらえるし。喜んでくれる顔が見られるのもモチベーションになっています。

Leoga:スタッフの方やファンの方が期待してくれているのが伝わってくるので、僕らもそれに応えていきたいです。僕はCoLoN: に入る前に自分で音楽活動を始めようとしたんですけど、作品を全国に届けようとなると自分だけでは大変で。今回はたくさんの方の力を借りてリリースできることになったので、僕の音楽人生の中にあったひとつの目標が叶いました。

──アルバムにはグループのコンセプトでもある“女心を女性言葉で歌う”というのが全面に出ていますね。

Leoga:タイトルの“禁情”は造語で、決まった意味を持っていないからこそ、その意味を僕たちの曲で作っていくというイメージがあります。嫉妬とか欲望がたくさん詰まっているけれど、“禁”って入っているから危うい感じもあって、思うがままにガツガツしているというよりかは、しなやかさも表現できたらグループの強みにもなるんじゃないかと。

佐藤:僕は今回のタイトルを見た時に“表に出せない感情”という印象を持ちました。普段口に出せずに溜め込んでいる感情だからこそ、刺激的な歌詞の曲が多いのかなって。

──作詞家の及川眠子さんが手掛けた楽曲が多数収録されていますが、1曲目の「甘くてにがい」が歌謡曲チックなのも印象に残りました。レトロな雰囲気もあるし、ミディアムテンポで作品がゆっくり幕開けしていくのがいいですね。

Leoga:「甘くてにがい」は表題曲でもあってパンチが効いてますよね。いろいろな曲を収録しているけど、絶対に埋もれずに最後まで印象に残る一曲だと思います。

──2曲目の「マネキン」を聴いた時にはポーカーフェイスというか、強がっている女性を思い浮かべたり、曲ごとにさまざまなタイプの女性が出てくるのも楽しいです。

Leoga:「マネキン」は特にお気に入りです! 日本のアーティストだと椎名林檎さんみたいなミステリアスな感じのあるカッコ良さが好きなので、“ついにCoLoN:にもこういう曲が来た!”って思いました。トランペットとかサックスを使った80年代っぽいサウンドも好きなので、この曲を歌えるのが嬉しかったです。

──おふたりは女心を歌いながら何か思うことはありますか?

Leoga:自分がさっぱりしている性格なので、曲を聴いて“女心ってこうなんだ”って知ることが多いです。すごく繊細だし、たまに“本当にこんなふうに思ってるのかな”って気になることもありますね。

──「Snatch Cat」は特に女心の的を射ていると思います。《アノコより昔から好きだった》って歌詞がありますが、やっぱり自分がどれだけの思い入れを持っているかっていうのは重要なので。

佐藤:「Snatch Cat」「Server Girl」「少女M」はファンの方から恋バナを募集して制作された曲だから、よりリアルに仕上がっているんじゃないかと思います。特に“「Snatch Cat」が一番好き!”って言ってくれる方は多いですね。

Leoga:初めてライヴに来てくれたお客さんに“どの曲が良かったですか”っていう話をすると、大体この3曲を挙げてくれます。

佐藤:リリース後には今作に収録された曲をライヴでも披露していく予定なんですけど、個人的に「残像~afterglow~」とか「穴」も好きです。ポップな曲調で、お客さんもノリやすいかなって思うし。でも、独占欲とか片想いとか、どれも気持ちが重めなものばっかりなので、実は歌っていても気分を乗せやすかったりします。

──重いほうが乗せやすいんですか?

佐藤:はい(笑)。たぶん僕はメンバーの中だったら一番女心に近いものがあると思うんです。実際に体験したことはなくても、歌詞を読んで“ここめっちゃいいな”って思ったり、共感することも多いです。思ってもあまり表に出さずに秘めています(笑)。

──秘めているっていうのも女心っぽいですね(笑)。

Leoga:あと、お客さんもノリやすいと言えば「魔性と呼ばれて」もそうかも。みんなでコールして“イエーイ!”みたいな曲があまりなかったんですけど、この曲はそういったノリも入れられそうなので、その場にいる人みんなを巻き込めそうな気がしています。キャッチーなイントロもかわいらしくて好きです。

──今作が出来上がってみてどんなお気持ちですか?

Leoga:アイドルっぽいカッコ良さとかかわいらしさだけではないアルバムになったと思います。「甘くてにがい」みたいなレトロな雰囲気もそうだし、大人っぽいセクシーさとか中毒性のある曲ばかりなので、ぜひ聴き込んではまっていってほしいです。

佐藤:ところどころで新しさも見せつつラストにはライヴでもよく披露している「SAYONARA」が初音源化されていますし、“女心”という共通点がある中でさまざまな色を閉じ込めています。ひとつひとつのストーリーにも注目してほしいし、これを聴いて“禁情”っていう新しい言葉の意味を感じ取ってくれたら嬉しいです。

Leoga:初回盤に付属するDVDには4月2日に開催された渋谷WWW X公演が収録されるんですけど、ライヴ映像を出すのは初めてなんです。このライヴはパーテーションを使って、その日のためだけに演出を作り込んだので、お客さんの反応もいつもと違って楽しかったです。僕たちも一生懸命にやれるし、これからも照明とか細かいことにこだわって作り上げていけたらと思います。

──東名阪でのワンマンツアーも控えていますしね。

Leoga:今作の新曲は今までの曲とはテイストが違うので、パフォーマンスも楽しみにしてくれたら嬉しいです。

佐藤:今いてくださっているファンの方にとっては「Server Girl」「SAYONARA」とか胸にくるしっとりとした歌が多いイメージだったと思うんです。でも、今作には「穴」とか「バーチャルヘヴン」とか歌詞は重いけど曲調的にノリノリな曲が多いので、心に響くだけじゃなくて、その場を思いっ切り楽しみたいです。

取材:千々和香苗

OKMusic編集部

最終更新:8/20(火) 14:46
OKMusic

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事