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「引き抜きだ」オール沖縄勢力は反発 衆院沖縄4区 立民が地域政党の女性幹部に打診

8/20(火) 6:40配信

沖縄タイムス

 衆院沖縄選挙区で「オール沖縄」勢力唯一の空白ポストとなっている4区の候補者選定を巡り、政党の動きが活発になってきた。立憲民主党は社大党書記長で那覇市議の平良識子氏(40)を擁立する方針を固め立候補を打診した。だが、これに社大は強く反発し「オール沖縄」勢力を構成する政党、会派からも疑問の声が噴出した。一方、「オール沖縄」勢力内では照正組の照屋義実会長(71)を推す声がなお根強く、人選の先行きは見通せない状況だ。(政経部・大野亨恭)

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 関係者によると、立民はこれまでに平良氏と2回面会し、擁立する意向を伝えた。平良氏は「現段階で立候補する意思はない」と出馬に否定的だ。

 こうした動きに社大は「ルール違反の引き抜き行為だ」(党幹部)と怒り心頭だ。社大は立民から正式に党への打診がないとし、「議論の俎上(そじょう)にすら載る状況ではない」と取り付く島もない。また、「オール沖縄」勢力内からも「4区は保守系無所属候補を擁立すべき」との声や、「4区からの立民の公認候補擁立は議論すらしていない」と一方的な立民の動きに不信感を募らせる。

 一方、立民県連代表の有田芳生参院議員は18日、本紙取材に応じ平良氏擁立に改めて意欲を示した。糸数慶子前参院議員の引退に伴い、県関係の女性国会議員はゼロ。有田氏は女性国会議員の誕生や世代交代の必要性に言及し「擁立方針に変わりはない」と述べた。

 衆院4区を巡っては、2014年の選挙で元自民県議の仲里利信氏が「オール沖縄」勢力の立場で当選したことを背景に保守系無所属候補とすべきとの声がある。

 与党幹部は「平良氏を擁立しても、保守地盤の4区で自民現職の西銘恒三郎氏(65)に勝てるのか見通せない」と指摘。「保革から幅広く集票できる候補」として、経済界出身でオール沖縄を支えてきた照屋氏に期待を寄せる。ただ、照屋氏はこれまで複数回あった打診を固辞しており、立候補の環境が整うかは不透明だ。

 大城一馬県議(社大)が座長を務める4区の候補者選考委員会は24日に2回目の会合を開き、名護市辺野古の新基地建設反対や玉城デニー知事を支える-など候補者に求める政策基準を確認する。選考委関係者は「名前はまだまだ出す状況ではない。オール沖縄の形を崩さないよう丁寧に議論を進める」と慎重な構えを見せた。

最終更新:8/20(火) 11:40
沖縄タイムス

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