ここから本文です

札幌記念と北九州記念の④着馬は次走が楽しみ

8/20(火) 17:33配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 札幌記念の注目度は年によって結構、異なる。ファンからの注目度の高さは売り上げがはっきりと示しているだろう。

 97年にGⅡに昇格。この年の勝ち馬はエアグルーヴで、売り上げは70億に少し届かなかった。

 セイウンスカイVSファレノプシスの99年が68億円余り。近年では3歳の2冠牝馬ブエナビスタ(②着)が出走した09年、69億円台を記録した。

 この間、40億ほどに落ちたこともあったが、ハープスターVSゴールドシップの14年は66億円弱に。マカヒキ出走の昨年は69億弱。そして今年は71億5000万円超えで札幌記念のレコード。それだけ4歳のダービー、菊花賞、有馬記念馬の対決をファンが楽しみにしていたということだ。

 結果は周知の通りで、4歳3強に前年の覇者サングレーザーが割って入る形に。前日の1勝クラス、富良野特別が2分0秒4だから、2分0秒1の決着タイムははっきり言って物足りない。

 だが、エイシンティンクルが5F59秒9で逃げたものの、前半は誰も追い掛けず、単騎での大逃げ。エイシンで遅めの平均ペース、それ以外はスローだから、この時計も仕方がない。

 ブラストワンピースは直線で狭いところをこじ開けてきた。小回りよりも広いコースの方がいいのは明らかだし、この勝利の価値は有馬記念と同じくらい大きい。

 サングレーザーは意識的にいつもより前につけて120点の競馬。この首差がGⅠ馬とGⅡ馬の間の溝なのかも。

 フィエールマンは「負けるならこんな感じだろう」と想像していた通りの敗戦。だが、3コーナーの感じでは「③着もないか」と思っていただけに、ワグネリアンをかわした時は少し驚いた。

 そのワグネリアンも前めで“勝負乗り”。残念なのは福永によると、両前脚を落鉄していたとのこと。これがなければ、③着以上は十分にあったはず。4角前の手応えから、勝つのはこの馬か、と思ったほどで、次走が楽しみである。

 小倉の北九州記念は6歳牝馬ダイメイプリンセスが勝利。しかし、同日7Rの3歳未勝利より0秒9速いだけ。記録には疑問符がつく。

 そんな中、収穫大の馬もいた。④着モズスーパーフレアだ。

 今回はプラス26キロが影響したのか、ハナに行けずじまい。これはイエローマリンバが前半3F32秒7で引っ張ったこともあったか。これまでは自身のペースで走れないとモロかったのに、今回は②着争いに加わった。崩れなかった点は評価できるし、もとより中山は大得意。スプリンターズSでは怖い存在だ。

 さて、新潟では日曜10R阿賀野川特別で5馬身差圧勝のホウオウサーベルくらいか。時計の二千二百メートル2分11秒7は昨年のユーキャンスマイルより0秒8遅い。ただ、前半に10秒台が2F刻まれたかと思えば、中盤は思いっ切り中だるみ。このような特異な流れでも結果を出したことは評価できる。

最終更新:8/20(火) 17:33
日刊ゲンダイDIGITAL

こんな記事も読まれています

スポーツナビ 競馬情報

重賞ピックアップ

あなたにおすすめの記事