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【ゴルフ場毒虫シリーズ】知らないと恐ろしい蜂の真実

8/21(水) 11:02配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

お盆を過ぎて、猛暑も落ち着くこの季節。自然に囲まれたゴルフ場でのラウンドは気分が高まるもの。しかし、気を付けないといけないのが、ゴルフ場に潜む毒虫だ。木陰に打ち込んでボールを探していたら、いつの間にか何かに刺され、かゆくて集中できなくなったなんてこともあるのでは? 兵法書の孫子には「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」としるされている。ゴルフ場によく出る虫について、あなたはどれだけご存知ですか?

7~11月まで巣を守るために働き蜂が攻撃

身の回りの虫刺され被害の中で、最も危険なのが蜂だろう。道を歩いていたら、ブーンという羽音とともに現れ、追い払おうとしたらグサッと刺されて激痛が…なんてことも珍しくない話。蜂はどこにでもいる危険な毒虫で、ゴルフ場も言わずもがなだ。

蜂はアリに似た「社会性昆虫」の一種で、集団で活動する。3月~5月頃に冬眠から目覚めるが、冬を越すのは女王蜂だけ。最初は単独で巣作りを始め、同時に働き蜂やオス蜂を生んでいく。ちなみに働き蜂はメスだけで、産卵能力を持たず、巣を作ったり、エサを運んだりと女王蜂を助ける。7月頃になると働き蜂やオス蜂の数が増えて活発になり、種類によっては11月ごろまで活動する。

蚊やブヨは、メスが産卵の際に栄養源として人間の血を吸うのだが、雑食性の蜂は昆虫やクモ、熟した果実、人間が食べ残した物などエサは豊富なので、栄養が欲しくて人を刺すことはない。ただ、危険を感じた時や、巣を守らないといけない時に、働き蜂が攻撃してくるのだ。

オオスズメバチは土の中にも巣を作る

代表的な蜂の種類と言えば、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチ。ゴルフ場で特に危険なのはスズメバチだろう。大きさはミツバチが1cm強、アシナガバチが2cm~2.5cm程度なのに対して、スズメバチは小型の種類になるキイロスズメバチでも2.5cm~3.0cm、オオスズメバチだと4cmを超えるものもいる。

スズメバチは、近くにエサがあり、雨風をしのげるところならば至る所に巣を作る。ゴルフ場だと、コース内にある大木の穴の中や木の根元などは比較的ゴルファーの注意も向きそうだが、攻撃性の高いオオスズメバチは地中にも巣を作ることがあるので覚えておいた方が良いだろう。地中だと大きさが分からないが、大きいものだと直径50cmを優に超える大型の巣もあり危険だ。習性として、前年と同じような場所に巣を作ることも多いという。

長野県にある蓼科東急ゴルフコースの掛札洋平支配人に話を聞くと、「対策に関してはモグラたたきの状態です」とのこと。同コースは高原リゾート地にあるため、蜂が実際に活動するのは気温が高くなる7月を過ぎてから。「コース管理のスタッフやお客様からの情報が入ったらすぐに対応をしています。巣が小さい内なら自分たちで殺虫剤を持って駆除しますが、大きくなっていたら駆除業者に頼んでいます」と、巣の駆除を徹底している。そのため、現状ほとんど被害は出ていないそうだ。

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