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埼玉県、子どもの権利侵害の相談件数は3,188件

8/21(水) 13:45配信

リセマム

 埼玉県福祉部は2019年8月16日、子どもを権利侵害から救済する「子どもスマイルネット」の2018年度運営状況を公表した。2018年度の相談件数は3,188件で、そのうち子どもからの相談は472件。子どもの相談内容では、「思春期」に関するものがもっとも多かった。

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 「子どもスマイルネット(埼玉県子どもの権利擁護委員会)」は、2002年度に都道府県では全国で初めて設置された、子どもを権利侵害から救済する機関。いじめや虐待、体罰など権利侵害に悩む子どもや親などからの相談を受け、公平で専門的な立場から子ども自身の声を聴き、関係機関への調査や働き掛けを行っている。

 2018年度の運営状況によると、電話相談件数は3,188件(無言を含む)。2017年度より219件減少した。相談内容では、家庭環境や養育不安、子どもの性格・行動など大人からの「子育て」に関する相談1,440件がもっとも多く、全体の45.2%を占めた。ついで、「思春期」396件、「学校の対応等」158件、「交友関係」140件、「不登校」103件。そのほか、幼稚園・保育園・放課後児童クラブ・福祉施設関係、進路、非行などに関する「その他」の相談が489件あった。

 相談件数3,188件のうち、子どもからの相談は全体の14.8%にあたる472件。子どもの相談者の内訳を見ると、中学生の男子(119件)、小学校高学年の女子(90件)、中学校の女子(89件)が多い。男女別の割合では、男子が53.2%、女子が46.8%。

 相談内容は、「思春期」239件がもっとも多く、「交友関係」58件、「いじめ」41件、「学校の対応等」35件が続いた。「その他」の相談は73件となっている。

 なお、いじめや虐待、体罰など権利侵害に関わる救済を求める相談については、希望により調査専門員(大学教授など)が面接相談を行っている。2018年度における新規の面接相談は、いじめ4件、学校の対応等5件、その他1件。

 2017年度から継続している3件とあわせた13件について、委員会での委員(社会福祉士、弁護士、大学教授)によるのべ80回の審議などを踏まえ、調査専門員が相談者との面談、学校等の関係機関への訪問など、繰り返し52回の調査・調整活動を実施。その結果、13件のうち5件に改善が見られ、相談者の意思を確認のうえ、終結となった。残りの8件は、現在も調整中だという。

 2018年度の運営状況報告書は、埼玉県Webサイトに掲載。初回・再度相談件数や月別・曜日別の受付件数、面接相談および調査・調整活動の状況など、詳細な結果を閲覧できる。

《リセマム 黄金崎綾乃》

最終更新:8/21(水) 13:45
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