ここから本文です

2021年にEVがHVの販売台数を上回る、電動車市場は4000万台に

8/21(水) 6:25配信

MONOist

 富士経済は2019年8月20日、電動車のグローバル市場の調査結果を発表した。トラックやバス、超小型モビリティを除いた乗用車を対象とした。

 2035年の乗用車の新車販売台数は、ハイブリッド車(HV)(※)が2018年比3.4倍の785万台、プラグインハイブリッド車(PHEV)が同17.8倍の1103万台、電気自動車(EV)は同16.9倍の2202万台に拡大すると見込む。EVの新車販売台数は、欧州や中国の自動車メーカーの製品投入がけん引して2021年にHVを上回るとしている。2021年の市場規模は、HVが前年比2.8%増の297万台なのに対し、EVが同39.1%増の359万台となる見通しだ。HVは日本を中心に需要が堅調で、ASEANや東アジアでも普及するが、欧州や中国ではEVやPHEV、48VマイルドHVが積極展開されるため、HVの伸びは小幅になるという。

 PHEVはインセンティブ政策を受けて中国や欧州で市場が拡大し、2035年には1000万台を超える市場規模に成長する。ただ、PHEVはEVやHVと比較して部品点数が多くコストダウンが難しいため、EVよりも市場拡大のペースは緩やかになるという。HV、PHEV、EVの新車販売台数の合計は、4000万台を超える予測だ。

(※)HVに電源電圧が48VのマイルドHVは含まない。

 現状、先行して普及している電動車はHVで、市場規模は年間200万台を超えている。このうち日本向けが40%以上を占めている。今後、日系自動車メーカーのHVがエンジン車との価格差をさらに縮め、新たなユーザーを取り込むことで需要が緩やかに拡大していく。米国を中心に、燃費規制への対応策として堅調な需要が期待されるとしている。

 足元ではPHEVは中国を中心に需要が堅調だ。EV市場は2018年にグローバルで大幅に拡大した。走行距離が400kmを超えるEVの本格展開や、各国の環境規制強化やEV普及政策が後押しした。ただ、EV事業の収益性の低さや新興国での充電や電力のインフラ整備が課題となっている。HV、PHEV、EVを合計した2018年の新車販売台数は、前年比31.2%増の425万台となった。

1/2ページ

最終更新:8/21(水) 6:25
MONOist

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事