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星稜・奥川「アルプスに行くときは泣いている」…強力援軍も登場!アパ社長がカレー差し入れ

8/22(木) 6:08配信

スポーツ報知

◆第101回全国高校野球選手権大会第14日 ▽決勝 履正社―星稜(22日・甲子園)

【写真】アパラーメンと元谷芙美子社長

 22日の決勝(午後2時開始)で、北陸勢の夏初制覇を目指す星稜(石川)のドラフト1位候補右腕・奥川恭伸(3年)は21日、「アルプスに行くときは泣いている」と歓喜の号泣を予告。アパホテルの名物社長・元谷芙美子氏からカレーの差し入れと激励も受け、史上8人目となる防御率0・00の優勝投手に向けて意気込んだ。大阪府勢による2年連続制覇に挑む履正社は、1番・桃谷惟吹(いぶき)中堅手(3年)からの先制攻撃で奥川攻略を目指す。

 令和最初の王者を決める一戦を控え、奥川は気を引き締めながら、涙腺だけは緩ませる。「最後、アルプスに行く時には、勝っても負けても、泣いているんじゃないかな」。小学2年で野球を始めた軟式の宇ノ気ブルーサンダーのスローガンは「勝って泣け」。小4からバッテリーを組み、宇ノ気中3年夏にともに全国制覇した山瀬慎之助主将(3年)も「勝って泣きたい」。北陸勢初の深紅の大旗を持ち、涙を流すシーンを思い描いた。

 今年設けられた決勝前の休養日に、豊中市内で練習。奥川は「投手としては、すごくうれしい休み」。ここまで4戦計385球。「疲れはあって、明日は万全じゃないけど、十分投げられる状態で臨める」。ブルペンには入らず、キャッチボールと1か所打撃など約2時間。臨戦態勢を整えた。

 林和成監督(44)は「準決勝前より腕はしっかり振れ、前に体重が乗って、バランスがよかった」。先発は本人の意思、状態を確認して決めるとした上で「思いは決まっている。本人もそういう思いでいるのは間違いない。いろんな思いで、明日は奥川のピッチングを眺めることになる」と中1日のエースに託す。

 履正社とは今センバツ初戦で17奪三振完封。6月の練習試合でも6回1失点で9三振を奪ったが「別のチームになっている。自分の持っているもの全てを出さないと抑えられる相手じゃない。向こうも自分の球を2回見ているので、投球スタイルも臨機応変に、試合の中で感じながら対応していければいい」。今大会は32回1/3を1失点で自責0。金属バット導入以降では初となる防御率0・00の優勝投手に向けて力を込めた。

 前夜は強力な援軍も。金沢市に本店を持つアパホテルの元谷社長が、大阪市内のアパグループの宿舎まで激励に訪れた。カレー段ボール2箱分とケーキの差し入れに加え、同社長から「孫があなたのファンなのよ」と熱烈なメッセージを寄せられた。地元の盛り上がりに、奥川は「たくさん応援していただいているので、期待に応えたい。勝ち負けだけじゃなく、最後まで笑顔でやる姿を届けたい」。いざ決戦。笑って、泣く。

 奥川が、初回先頭の桃谷に警戒を強めた。「正直、そこを抑えるのと、打たれるのでは、試合の大きな部分を占める」。今大会先発3試合では、準決勝の中京学院大中京戦で中前安打を許すなど、初回先頭に3打数1安打1三振。6回途中から救援した立命館宇治戦では、最初の打者に左前適時打を許した。

 ◇最近の主な夏の優勝投手の防御率

 ▽PL学園・桑田真澄 1年生だった83年に40回7失点、自責7で[防]1.58。85年は39回9失点、自責9で[防]2.08。

 ▽横浜・松坂大輔 98年に54回8失点、自責7で[防]1.17。

 ▽駒大苫小牧・田中将大 2年時の05年に25回2/3を投げ、11失点、自責8で[防]2.81。

 ▽早実・斎藤佑樹 06年に69回10失点、自責9で[防]1.17。

 ▽大阪桐蔭・藤浪晋太郎 12年に36回3失点、自責2で[防]0.50。

 ▽前橋育英・高橋光成 13年に準決勝まで2失点で自責0も、決勝で3失点、自責2。50回で[防]0.36。

最終更新:8/22(木) 6:25
スポーツ報知

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