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かゆみがとまらない? 原因は「あせも」ではなく「汗かぶれ」かも

8/21(水) 14:45配信

婦人公論.jp

汗をたくさんかく季節は、肌のかゆみに悩まされることが増えてきます。汗かぶれを放置すると重症化することも。夏特有の肌トラブルを防ぐために、気をつけたいこととは? まずは、夏の肌トラブルの原因について、専門医の武藤美香先生に聞きました。(イラスト=おおの麻里 構成=渡部真里代)

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◆面状にかゆい赤みが出たら、汗かぶれを疑って

「夏は、一年を通して最も肌トラブルが増える時季」と話すのは、多摩ガーデンクリニック院長で皮膚科医の武藤美香先生です。

一番の理由は汗をたくさんかくから。この季節は、肌トラブルの中でも特に汗かぶれが多くなるそうです。

「『あせもが治らない』と来院する人の多くは、あせもではなく、汗かぶれです」(武藤先生。以下同)

あせもは急激な発汗によって汗管がつまり、周囲に漏れ出た汗の刺激成分で表皮内に炎症が起きた状態。汗腺の出口がある位置に赤いプツプツが点在します。

「一方、汗かぶれは、一度皮膚の外に出た汗が再び皮膚の中に沁みこみ、その刺激によって炎症が起きた状態です。そのため、かぶれが面状に広がります」

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【「汗かぶれ」を引き起こす危険度チェック】

□ 肌がかぶれやすい

□ 肌のかゆみが続いている

□ エアコンの効いた部屋にいることが多い

□ なるべく汗をかかないようにしている

□ 熱めのお風呂に入るのが好きだ

□ 入浴時は体をゴシゴシ洗っている

□ 1日に何度もボディ洗浄剤を使う

□ 汗をかいても拭かずにそのままにしておくことが多い

□ 夏場は、べたつくのが嫌なので保湿剤は使わない



チェックが多いほど、肌トラブルを引き起こす可能性が高くなります

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急激な発汗が原因のあせもと異なり、汗かぶれは肌が健康な状態であれば発症しにくいとのこと。

「肌の最外層にある角層は水分を保持し、外部からの異物の侵入・攻撃を防ぐバリアの役割を果たしています。この役割がしっかり機能していれば、自分の汗が皮膚に逆戻りしにくくなります。つまり、汗かぶれが起こるのはバリア機能が低下している証拠なのです」

バリア機能が衰える原因の多くは肌の乾燥です。加齢とともに、角層細胞同士をつなぐ角質細胞間脂質のセラミドや、角質細胞内で水分を抱えこむ天然保湿因子が減少。潤いが不足すると角層がひび割れたり、はがれたりして、バリア機能が損なわれてしまうのです。

「バリア機能は女性ホルモンの影響も受けていると考えられ、女性は20~25歳をピークに少しずつ低下し、40代から急激に衰えます。紫外線、熱いお湯での入浴や洗顔、皮膚の過度な洗浄や摩擦などもバリア機能を低下させる原因となります」

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最終更新:8/22(木) 10:00
婦人公論.jp

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