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ハスカップを使ったクラフトビールも 地域農業を支援

8/21(水) 13:10配信

日本食糧新聞

キリンビールのクラフトビール会社、スプリングバレーブルワリー(SVB)による地域農業の支援が着実に広がっている。SVBが今期のテーマに「FARM to SVB」の一環で、日本各地の特色ある農産物を発掘し、副原料に使いクラフトビールとして提供する取組みだ。

10日には第2弾となるフルーツビールタイプの「北海道厚真町産ハスカップ」を代官山店で数量限定販売をスタート。1杯につき10円を北海道胆振東部地震の支援に寄付するほか、店内に募金箱を設置することで来店者を巻き込んだ活動としていく。

4月に発売した第1弾の「広島県因島産はっさく」は1ヵ月限定の予定が2週間で完売するなど好評。「女性の人気が高く、20~30代を中心に来店客が通常の1.5倍に増えた」(SVBの島村宏子社長)。

ハスカップは濃い紫色の小さな果実で、抗酸化作用などの機能性が注目されている。厚真町は作付面積日本一の「ハスカップタウン」。ビールに合うと考えたSVB東京の古川淳一ヘッドブルワーがキリンビールの金丸俊憲北海道統括本部長や櫻井隆千歳工場長などの社員有志とともに7月に現地を訪問。約120kgを手摘みで収穫し4ロット分のビールを醸造した。

果実を1週間漬け込み熟成したビールは独特の酸味と甘みがあり、ガーネットの鮮やかな液色と淡いピンクの泡が楽しめる。1杯360mlで930円(税込み)。アルコール分5%。果汁の使用量が多いため酒税法上の規格は発泡酒。

厚真町の宮坂尚市朗町長によれば、北海道地震でハスカップの木が1万本倒木するなど被害を受け、1年近くが経過したいまも復旧できていない。SVBでは期間中に厚真町周辺でとれる生ハムやチーズ、豚肉などを使った、相性のよい料理も提供。北海道の旬の食材とビールのペアリング提案も行っていく。

日本食糧新聞社

最終更新:8/21(水) 13:10
日本食糧新聞

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