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西野亮廣「働き方改革を鈍らせている元凶は、“下”がサラリーマンの働き方しか知らないこと」

8/21(水) 12:28配信

新R25

発想力豊かなアイデアマンに未解決の難題を吹っ掛ける企画、「アイデアマンはこの難題をどう解く!?」。

今回のテーマは…「働き方改革」です。

国が主導で準備を進めてきた「働き方改革」。取り組む企業も増え、ここ数年、労働環境や働き方のスタイルが少しずつ変わってきた気もします。

しかし! まだまだホワイト企業を名乗るための「名ばかり改革」になってる企業も少なくないようで、「残業禁止」と言いつつ家で仕事をさせたり、「同意のない転勤はない」と言いつつ圧力をかけて「同意」させたりしている企業もあるのだとか。

そこで今回は、アイデアマン・キングコング西野さんだったらどんな「働き方改革」をするのか、丸投げしてみることに。

「西野さん×働き方改革」…。やはり、“あの話題”も飛び出します。

〈聞き手=サノトモキ〉

サノ:
ということで、今回は「進んでいるようで進まない働き方改革、西野さんだったらどうする!?」がテーマです!

ふがいない日本の現状を、思いきりぶった切っていただけると…!

西野さん:
まあ、今うち(吉本)も絶賛「働き方改革」中ですから、話せることはいろいろと…ゲフンゲフン。

ただ真面目な話…

「働き方改革」が行き詰まってるのって、「下」発信の改革が起こってないからだと思うんですよね。

サノ:
えっ。

会社が悪いんじゃないんですか…!?

「改革を起こすべきは、上より“下”」。その理由は…

西野さん:
いや、お偉いさんだって、残業がなかったり、副業OKだったり、社員の要望が叶うほうがいいなんてことはわかってるんですよ。

ただ、経営サイドには「そうしたくてもできない理由」があるわけで。

そこを理解して「会社側のメリット」まで考慮したアイデアを提案できる「下」の存在が不可欠なんです。でも今は、そういう人が少なすぎる。

以前吉本でも、先輩方が「給料を上げろ!」と社長に言った件があったんですけど、結果はあえなく撃沈でした。

それも当然ですよね。「会社にメリットをもたらしつつ自分たちの給料を上げるアイデア」がなかったので。

サノ:
たしかに、下からの改革って“反抗”のレベルにとどまりがちかも…

西野さん:
だから僕、1年前に、「給料アップ」問題と「闇営業」問題をまとめて解決しつつ、経営サイドにもメリットがあるアイデアを吉本に提案したんです。

サノ:
あっ、結局「闇」の話いいんですか…?

西野さん:
僕は、「芸人が自分で直接仕事を募集できるクラウドファンディングサービスを作って、手数料15%を吉本に落とす仕組みにすれば、芸人も吉本もWin-Winになる」と大崎会長にメールしたんです。

吉本が「闇営業」を煙たがるのは、「反社チェックができないから」と「会社にお金が落ちないから」という二つの理由があると思うのですが、この方法だとそこもクリアできるし、芸人の仕事が増えて収入も上がる。

サノ:
たしかに、両者の事情を完璧にクリアしてる…

そのアイデア、結局どうなったんですか?

西野さん:
大崎さんから「いいよー」の二つ返事をもらって、日本初の芸能事務所のクラウドファンディングサービス「シルクハット」が生まれました。

サノ:
おお。会社側の対応も早かったんですね。

西野さん:
会社側の「そうしたくてもできない」を解消できるアイデアなら、経営サイドだって即採用するんですよ。

「まわりを勝たせて自分も勝つ」みたいな、「自分の一人勝ち」以外の勝ち方を発想できる人が「下」に増えると、働き方改革は進みやすくなると思います。

ただ希望を伝えるだけじゃ、改革は進まないんです。

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最終更新:8/21(水) 12:28
新R25

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