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埼玉県内で有名な みそだれやきとり「ひびき庵」を出店、ひびきが民事再生

8/21(水) 9:51配信

帝国データバンク

「みそだれ」にこだわった味付けが人気、各種表彰も受けるなど知名度も高かった

 (株)ひびき(TDB企業コード:271196049、資本金1億円、埼玉県川越市霞ケ関北2-3-2、代表日疋好春氏、従業員61名)は、8月20日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は鈴木規央弁護士(東京都千代田区内幸町2-2-2、渥美坂井法律事務所・外国法共同事業、電話03-5501-1096)ほか4名。監督委員は高木茂弁護士(東京都中央区銀座4-10-3、銀座木挽町法律事務所、電話03-6228-4487)。

 当社は、1990年(平成2年)6月創業、92年(平成4年)1月に法人改組。焼き鳥店を経営し、埼玉県東松山市で親しまれてきた「みそだれ」にこだわった味付けが人気を博し、地元産の黒豚を使用した商品も提供。95年に川越市内に第1号店をオープン以降、主力店舗「ひびき庵」を埼玉県主体に県外にも出店、焼き鳥を中心に各種の肉料理、アルコール類の提供を行っていた。

 人気のみそだれとそれを使った焼き鳥は、モンドセレクションをはじめ各種の表彰を受けたほか、メディアでも幅広く取り上げられるなど知名度も高く、出店ペースの加速とともに業容も拡大基調をたどり、2018年6月期は年売上高約20億7400万円を計上していた。

 しかし、製造工場開設や出店数の増加など、各種の投資に要した借入金が大きく膨らみ収益を圧迫。金利負担が重くのしかかっていた。加えて、近時は焼き鳥イベントの開催のほか、会社の買収、さらに日本酒オートサーバーの開発など、非食品分野への積極投資を行っていたものの、思った以上のシナジー効果が得られずコストだけがかさむ状態となり、苦しい状態に追い込まれていた。

 近時は、収益源であった都内の店舗がテナントオーナーとの関係で閉店に追い込まれ、2019年6月期は前期比減収、約14億円の赤字を計上するほど財務が毀損し自主再建を断念。法的手続きによる再建を目指すこととなった。

 負債は約77億949万円。

 なお、8月26日(月)午後2時30分から台東区民会館(東京都台東区花川戸2-6-5)9階ホールで債権者説明会が開催される予定。

※監督委員の「高」は、正しくは「はしご高」です。

最終更新:8/22(木) 9:55
帝国データバンク

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