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この2つさえあれば誰でもいい。“20年後が見える”ジャニー喜多川の「人の見抜き方」

8/21(水) 13:00配信

新R25

数多くの男性アイドルグループを生み出すジャニーズ事務所。

創業者のジャニー喜多川さんがプロデュースしたタレントたちは、アイドルとしてはもちろん、映画やドラマなどで輝きを放ち、日本のエンタメを牽引する存在となっています。

ジャニーズに魅せられた「元祖ジャニヲタ男子」の霜田明寛さんは、著書『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)のなかで、ジャニーズ事務所について以下のように語っています。

「ジャニー喜多川とジャニーズJr.たちの関係を見ていくと、育成者としてのジャニー喜多川の偉大さと、彼が作った人を成長させる仕組みの強さが見えてきます」

霜田さんが分析する、日本を代表するアイドルを生み出してきたジャニー喜多川さんの採用力や育成力とは? 同書の中から、この2つを抜粋してお届けします。

日本で最も優秀な採用担当者

ジャニー喜多川が優れているのは、とにかくまずは“人を見抜く目”でしょう。

1962年の創業から、半世紀以上にわたる繁栄の基礎となっているのが、ジャニー喜多川の“人を見抜く能力”です。

例えば、『金田一少年の事件簿』や『暗殺教室』など、今や多くのドラマや映画の主演を飾るHey!Say!JUMPの山田涼介。

オーディション当時は、まだ、まあるい顔のかわいい素朴な小学生の男の子でした。

正直ここまでのスター性を持った青年になるということは、なかなか気づくことができないでしょう。

他にも、V6の岡田准一が、オーディションで初めてテレビに出た時は、文字通りほっぺの赤い男の子でしたし、KAT-TUNの上田竜也は、ジュニアの時期には、ファンからすらも「サル」というあだ名をつけられていた…といった“スタート時点”の彼らは、その時点ではスターとは形容しづらい存在でした。

しかし、ジャニー喜多川は、そんな彼らを選び、スターにしていきました。

いわばジャニー喜多川は、「日本一優秀な採用担当者」でもあるのです。

その最大の理由は、“未来を見通すことができるから”。

超能力のような表現ですが、芸能界でも一般企業でも、採用する側に最も必要な能力は、この未来を見通す能力である、というところは同じです。

なぜ未来を見通す能力が必要なのか。企業の採用担当者などがよく語る、人を選ぶ難しさは、その人物が“今どうなのか”だけではなく“今後どうなるのか”を見抜かねばならない点です。

現時点のその人との面接で、5年後、10年後のその人を予想して採用することが求められます。

「5年後、思ったほど成長しなかった」とか、「もっと伸びる人物だと思ってたけど、そうでもなかった」なんて、予想が外れることはよくある話です。

もちろん他人の未来の姿なんて、そう簡単に予想できるものではありません。

さらにジャニーズの場合は、そこに、「成長期の男子のルックス」という極めて不確定な要素が加わります。

しかし、ジャニー喜多川の目は確か。山下智久は彼がこう言っているのを聞いたことがあるといいます。

「僕には20年後の顔が見えるんだよ(*1)」

将来の変化を、見通しているジャニー喜多川。傍から見たら、普通の男の子に見える少年たちでも、自らの目で未来を予想し、選抜をしています。

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最終更新:8/21(水) 13:00
新R25

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