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アートで楽しむ 雨の夏休み“幽霊”と“龍”/富山

8/21(水) 20:49配信

チューリップテレビ

 雨模様となった、夏休み終盤。
 ぐずついた天気が続きそうですが、それでも楽しめる夏休みの過ごし方を続けて紹介します。
 まずは、背筋がぞくっとするようなこわ~い美術展です。

 「夏休みも後半戦。雨でも楽しめるイベントがこちらの県水墨美術館で開かれています」(記者)

 県水墨美術館で開催中の『幽霊と地獄』展。
 その名のとおり会場には、ちょっぴり怖い幽霊画や地獄絵など、お寺や博物館から滅多に出ることのない貴重な作品63点が展示されています。
 「福島県南相馬市にある金性寺との作品を多く展示している。(東日本大)震災で本堂が壊れて幽霊の供養会がここ数年開けていなかったので、富山の人にも見てもらって供養してもらったら幽霊も喜ぶかも」(桐井昇子学芸員)

 なかでも幽霊画は言い伝えをもつ作品が多く、観る人の想像を駆り立てます。
 黒く長い髪を垂らし白い着物姿の女性を描いたものが多いなか、この作品はあえて美人の幽霊をがい骨で描いています。
 どんな女性だったのか創造してみると面白いかもしれません。

 幽霊の「お岩さん」を襦袢にあつらえた作品。
 怪談話が流行した江戸時代、これが「おしゃれ」とされていたようですが、着るにはなかなかの勇気がいりそうです。

 一方、地獄絵は、幽霊画と打って変わって色彩が豊かなのが特徴です。
 中でも日本の作品には「赤色」が多く使われています。
 その理由はあつーい「熱地獄」が描かれることが多かったため。
 そして、真っ赤な顔でおなじみなのが、死者の生前の罪を裁く「閻魔大王」です。
 じつは、死者の国には王が10人いて、閻魔大王はその中の1人。

 閻魔大王は5人目の王で、今でいう裁判官のような立場だといわれています。
 地獄絵はこうした苦しみや恐ろしさを絵にすることで、文字が読めなかった民衆にも生き方を示す戒めとして広く伝わったとされています。
 想像力を広げて見たらこわ~い作品の見え方もちょっと変わるかもしれません。
 『幽霊と地獄』展は、来月1日まで県水墨美術館で開かれています。

チューリップテレビ

最終更新:8/21(水) 20:49
チューリップテレビ

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