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「残ったトイレットペーパーが泡のように…」「五輪には到底間に合わない」お台場の汚水に衝撃…今からでもできる東京湾の対策は

8/21(水) 17:06配信

AbemaTIMES

■残り1年でできる対策は「有明水再生センター」「ヘドロ除去」

 では、あと1年で実行しうる対策にはどのようなものがあるのだろうか。

 吉村氏は「問題になっている場所は、都自身が遊泳禁止にして、2014年からは膝下までは入っていいが決して水に顔を付けてはいけないとしている場所だ。本来、トライアスロンなどやってはいけない。そもそもお台場はヘドロが江戸時代から溜まっているところで、湾の奥なので、汚水が入るとなかなか抜けない。本来、新島や八丈島など、東京都が島でやるべきだった」と指摘した上で、次のようなアイデアを披露した。

 「実はお台場から運河を挟んだ有明に最新鋭の水再生センターがあり、トイレ用水などを作っている。無色透明で完全殺菌され、透視度は2メートルある水なので、これを運河の下を通してお台場に配管し、お台場に流れ込む下水の流れを逆にしてやる。トライアスロン会場には100万トンの海水が必要だが、有明の水再生センターは1日で3万トンを処理できるので、約1か月できれいにできるのではないか。運河は河川局、港湾局といろいろなものがあり許認可が大変だが、このままでは水道の普及率98%、汚水処理率91%と、アジアで最も水のきれいな国だったはずの日本が、汚染された海で泳がせるとはどういうことなのか、ということで、汚染が“レガシー“となってしまう」。

 榎本氏は「会場になっているのは、普通の人の遊泳は禁止だが、国際大会に準じるものはOKと条例を変えた場所。水質だけ見れば、横浜などで開催するのが正しい。あえてここを会場にしたのは、私の推測では“景観“が理由だったと思う。レインボーブリッジも“封鎖“して、ビジュアル的にカッコいいコースを取る。しかしそのために定期バスも全部止まるし、マンション住民は車も駐車場の入口が全部塞がれてストップだ」としながらも、「2メートルの厚さでヘドロが堆積している。ここに嫌気性バクテリアがたくさんいて、硫化水素やメタンガスなどの嫌な臭いを出している。しかし数か月あれば、このヘドロは取ることができる。それはすぐにでもやってもらいたいと都議会にも申し入れている。その上でそこに砂を撒き、好気性のバクテリアを増やす努力をこの1年間はやるべきだ」と訴える。

 「今まで僕は議会質問の半分くらいを使って下水について質問してきた。“下水オタク“とか“票にならんだろう“と言われていた。しかし、下水の問題を改善することこそ“レガシー“だ。芝浦港南に高層マンションが立つようになって、クレームも来るようになった。下水の問題がこれだけ取り上げられ、議論が深まること地元住民としては千載一遇のチャンス。100年かかってもいい。次の世代のために、東京港をきれいにしたいのか、したくないのかを考える素敵な機会だ」(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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最終更新:8/22(木) 15:57
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