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ジャガー・ランドローバー 3Dヘッドアップ・ディスプレイを開発中

8/21(水) 22:50配信

AUTOCAR JAPAN

ドライバーの反応時間を短縮

ジャガー・ランドローバーは、安全性と同乗者向けエンターテインメントの両方を提供する3Dヘッドアップ・ディスプレイを開発中と発表した。

【写真】ジャガー・ランドローバーが開発中の3Dヘッドアップ・ディスプレイ (4枚)

ケンブリッジ大学のCAPE(先進フォトニクス&エレクトロニクス・センター)と共同で開発されているこのテクノロジーは、まず第一に、ドライバーの視線上に拡張現実を投影することで、ドライバーの反応時間を短縮し、安全性の向上を図るのが目的だ。

JLRのエンジニアは、3Dディスプレイを使えば、ドライバーはより「自然に」注意や危険に対して反応できるようになるとしている。このシステムはフロントガラスに立体的に表示を照射することで、まるで前方の現実空間の中に表示されているように見え、ドライバーに車線逸脱を警告したり、危険や注意すべき物事を知らせる。また、ナビゲーション・システムの方向指示も、わかりにくい状況下の視認性を向上させることができる。

頭部や目の動きをトラッキングする技術が、ゴーグル型ヘッドマウントディスプレイを使わなくても、視覚的な3D効果を可能にする。しかしながら、ドライバーと助手席の同乗者では当然ながらお互いに目の位置や動きが異なるため、この技術を使って2人とも3Dの表示を見ることができるかどうかは、現時点では明らかにされていない。

車内エンターテインメントにも活用

安全性の向上に加え、JLRはこのディスプレイが「完全自動運転が実現する将来」には、乗員ごとに異なるエンターテインメントの提供も可能にすると述べている。乗員は走行中に、好みの3D映画を鑑賞したり、現在地や窓の外に見える名所についての説明を、拡張現実を通して見られるようになるかもしれないのだ。

JLRでヒューマン・マシン・インターフェイスとヘッドアップ・ディスプレイの研究をしているヴァレリアン・メイエリングは、このテクノロジーが「今まで以上に豊かな体験を提供するだけでなく、当社が目指すディスティネーション・ゼロ・フューチャーの一環として、より安全で直感的で洗練された未来の実現に役立つ」と語っている。

JLRがビジョンとして掲げるディスティネーション・ゼロとは、「ゼロ・エミッション、事故ゼロ、渋滞ゼロ」の理想的な未来の実現を目指すもので、この3Dテクノロジーが目的とするコンセプトの1つだ。

このテクノロジーにはまた、別のコンセプトもある。それはJLRが「スマート・キャビン」と呼ぶ、車内を「安全で便利で楽しめる個人的な空間」にするためのものだ。とはいえ、現時点ではまだ、そこでこのテクノロジーが具体的にどのような働きをするのかについては不明だ。

AUTOCAR JAPAN

最終更新:8/21(水) 22:50
AUTOCAR JAPAN

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