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小2で英検2級!インドの子と学ぶインターナショナルスクールの現実 多様な価値観、途中でやめる子も……

8/23(金) 7:00配信

withnews

 東京都江戸川区は、インド人が暮らすエリアとして知られています。江戸川区と、隣の江東区にキャンパスがあるインターナショナルスクールには、日本人の子どもの姿もあります。元々は外国人の子どものために生まれた学校に、なぜ日本人が? 5人の母親の本音を聞きました。(朝日新聞記者・山本晋)

【写真】授業はオールイングリッシュ、自由研究も英語だ!インドの子と泣き笑い、超国際派学校の内部に潜入

わが子をインドの子と一緒に学ばせる親たち

 話を聞いたのは、「Tathva International School(タトゥワ インターナショナル スクール)」(東京都江東区)に子どもを通わせていたり、在籍させたりしてきた母親たちです。

 タトゥワには江戸川区に2つ、江東区に1つのキャンパスがあり、3歳から17歳までの285人が学び、生徒の国籍は約7割がインド、約2割が日本です。IT教育や算数に力を入れている英国ケンブリッジ式のカリキュラムに沿って、全て英語で授業が行われています。

【Eさん】
千葉県市川市在住 長男(小5)がグレード6(G6、小6に相当)、次男(小2)がG3(小3に相当)に在籍

【Kさん】
東京都江東区在住 長男がG9(中3に相当)、次男がG5(小5に相当)に在籍

【Oさん】
東京都江戸川区在住 長男がG3(小3に相当)に在籍

【Tさん】
東京都江戸川区在住 長男(小6)と長女(小5)が小学校入学まで在籍。現在は公立の小学校に通学

【Yさん】
千葉市在住 長男がG3(小3に相当)、長女がタトゥワの「キンダーガーデン」(幼稚園の年長に相当)に在籍

「他のインターに比べ授業料が安い」

 江戸川区には2000年ごろから、都心のIT企業に勤めるインド出身の人たちが急増。同区によると、今年6月に4500人を超えました。

 タトゥワは、同世代の子どもを育てるインド人と日本人の母親2人が、2010年12月に設立しました。自分たちの子どもら5人だけの生徒から始まった学校は、その後、続々と生徒数が増えていきました。

 座談会に参加した母親たちは、どのようなきっかけで、わが子をこの学校に通わせることになったのでしょうか。

 Kさんは、インド出身の男性と16年前に結婚。夫が「公立学校に行くと日本語しか話せなくなる。インターに通わせたい」と希望したことから、息子たちをタトゥワに通わせました。子どもには多様な価値観に触れて欲しいと考えています。

 タトゥワの年間授業料は、G9で約90万円です。「欧米の子どもたちが通う、一般的なインターナショナルスクールの学費よりかなり安いので、その点も魅力的でした」と語ります。

 Eさんは、夫の仕事でアメリカ滞在中、長男と次男が誕生。海外の大学も視野に入れたいと当時は考えていました。最終的には、英語の読み書きはもちろん、英語を使って人前で話す力も伸ばしてあげたいと、この学校を選びました。

 「アメリカやフランスなど、様々な国から来た先生がいることにも魅力を感じました」

 一方、Oさんは元々、規律を求める日本の幼稚園の教育方針に、違和感をもっていたといいます。

 「長男は、日本の子が通う幼稚園を見学したことがあります。しかし、泣いたり、じっと座っていなかったりすると怒られるという雰囲気になじめませんでした」

 タトゥワの多様性を認める教育方針に魅力を感じ、長男が4歳の時、入学させました。「集団生活が苦手だったのですが、個性を受け入れてくれました」と振り返ります。

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最終更新:8/23(金) 7:00
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