ここから本文です

【映像】頼りになるのはロバの脚だけ クルド人地区唯一の運搬手段

8/22(木) 12:39配信

AP通信

アクラ、イラク、8月22日(AP)― イラク北部の急峻な山腹に1000年も昔に造られた、入り組んだ迷路のような階段状の路地がどこまでも続く街。クルド人自治区のアクラでは、文明の利器である自動車は一切通用しない。
 ここで通用するのはロバだけだ。毎日のゴミの収集から郵便物の配達、プロパンガスのボンベや建築資材、時には病人の運搬など、アクラで頼りになるのはロバの脚だけだ。
 ゴミの収集は毎朝8時30分に始まり、2時間の休憩を挟んで午後6時まで続く。その間、清掃員達はロバを駆って各家庭から出されるゴミを集め、指定の場所に集める。そこまではトラックも入れる。
 「ロバがいなかったら、この町はゴミだらけですよ」と清掃員の1人はいう。「わたしの給料が月350ディナール(約3万円)。こいつの給料も350ディーナール。2人の間には賃金格差なしってことですよ」と笑う清掃員。
 約12万円払って買ったロバの稼ぎの大半は、エサとなる大麦の購入や蹄鉄、鞍などの交換に使われるそうだ。
 ロバは買ってからひと月からひと月半かけて、街のあらゆる路地を歩かせて、地理を覚えさせてから実際の使役に使うが、それでも、1頭が働ける期間は1年から3年がいいところだという。

(日本語翻訳 アフロ)

最終更新:8/22(木) 12:39
AP通信

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事