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【#しんどい君へ】中川翔子さん「好きなこと続けて心を守って」

8/22(木) 10:03配信

読売新聞オンライン

 若者の自殺が増える傾向にある夏休み明けを前に、悩み、傷つき、苦しんだ著名人たちが、しんどい思いを抱える「君」へメッセージを送る。

歌手・タレント 中川翔子さん(34)

 「しょこたん」の愛称で親しまれる中川さんは、10代の頃に「いじめ」「不登校」を経験し、自殺も考えたという。若者に向けて、「生きていれば、生き延びていけば、きっと必ず、心が震えるような『生きていてよかった!』と思える日は必ず来るんだ」とメッセージを送ってくれた。

        ◆

 大好きな漫画やゲームの絵を描いていてもみんなに認められていた小学校時代から、私立の女子中に進むと一変しました。クラスには目立つ子たちをトップに階層ができあがり、ひとり絵を描いていた私は、ボスグループから「オタクじゃね?」「キモい」と陰口を言われるようになりました。
 陰口や悪口はエスカレートし、私と話していた子たちも距離を置くようになりました。学校に行きたくないけど、いじめられているのを認めたくないし、恥ずかしくて、誰にも言えませんでした。学校に行くと気分が悪くなり、トイレで吐いていると、「ウケる、あいつまた吐くんじゃね」という声が聞こえてきました。

 3年生の半ばを過ぎた頃だと思います。学校で私の靴箱が殴られたようにへこんでいました。ある日、下校しようとすると靴がない。初めて先生にこれまでのことを話すと、涙があふれてきました。先生は新品の靴を渡してくれましたが、後日、先生に言われたのは、「靴代を払ってくれないか」。もう大人も信用できない。そのまま不登校になり、卒業式にも出ませんでした。
 死にたい衝動に襲われ、駅のホームで「いま飛び込んだら死ねるかな」という考えが頭をよぎりました。通信制の高校に進学してからは、いじめはなくなりましたが、いじめの記憶がよみがえり、嫌なことも重なって、自殺を図ろうとしたこともあります。10代の多感な時期についた心の傷は、それだけ根深いんです。

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最終更新:8/24(土) 11:50
読売新聞オンライン

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