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れいわ新選組のALS新人議員が切望する“分身ロボット”への想いとは

8/22(木) 12:02配信

FNN.jpプライムオンライン

「難病患者」舩後議員が切望する分身ロボット活用

先の参議院選挙を受けて8月に開かれた臨時国会で最も注目を集めた議員は、れいわ新選組から初当選した舩後靖彦参院議員だろう。全身の筋肉が動かせなくなる難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者である舩後議員のために、国会ではバリアフリー工事など、様々な対応が行われ、舩後議員は介助者を通じて議長を選ぶ投票などを行った。

その舩後氏が、次に国会への導入を目指しているものがある。それが「分身ロボット」だ。舩後氏はなぜ、人間の介助者ではなく「分身」を使った議員活動を切望しているのか。FNNは舩後氏を取材した。

【画像】れいわ新選組のALS新人議員が切望する分身ロボット

なぜ分身ロボットで議員活動?

舩後議員は、ロボットを使用したい理由についての私たちの書面での質問に次のように答えた。

「私に付くスタッフは介助専門であり、代理で手を挙げても”私の意思を反映していない”と思われかねない」

舩後氏には、介助者の意思が介在しうる余地をなくし、自らの意思を直接かつ明確に伝えられるようにしたいという強い思いがあったのだ。

その思いを胸に舩後氏はこれまでも、インターネットで通話する「スカイプ」などを使った意思表示に挑戦してきたものの、そうしたツールではその場その場での意思表示ができず、結局相手の話を聞いているばかりになってしまったという。

そこで目を付けたのが「オリヒメ」という“分身ロボット”だった。オリヒメは他のツールと何が違うのだろうか?舩後氏は次のように答えた。

「分身ロボット『オリヒメ』は違います。視線入力ソフト『オリヒメアイ』を介して、私の意思をストレートに表明・表現できるのです。オリヒメには、全身麻痺の私ではできない動作があります」

この「オリヒメ」は、眼や指先しか動かせない重度の障害を持つ人でも意思を伝達できる装置だ。「オリヒメアイ」というデジタル透明文字盤に視線を注ぐことで文字を入力し、同じく視線で操作する分身ロボット「オリヒメ」が文章を読んだり、身ぶり手ぶりも交え他者と会話するのだ。さらに、国会で必要となる挙手による投票や拍手もできるという。舩後氏は語る。

「国民の代弁者たる国会議員になれた私には、喋れないという最大級のハンデがあります。しかしながら、このオリヒメとオリヒメアイという最先端テクノロジーには、そのままなら1000歩離された健常者国会議員に、650歩近づけるという要素があります。その為、国会で使用したいのです」

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最終更新:8/22(木) 12:02
FNN.jpプライムオンライン

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