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服はもはや主役じゃない? 「カブり上等!」な、白シャツ・黒パンツ30名に聞いてみた。

8/22(木) 16:50配信

ハフポスト日本版

街を歩く、白シャツ黒パンの人、人、人ーーー。

人と“カブる”シンプルなファッションの裏にどんな心理があるのか。

博報堂生活号総研究所(以下、生活総研)の研究員が街にでて、30人の「白シャツ黒パン」ファッションの人たちに「なぜそのファッション?人と服装がカブることに抵抗はない?」と聞いてみたところ、浮かび上がったのはSNS時代特有の価値観です。調査隊の1人がハフポスト日本版に寄稿しました。

こんにちは、プランナーの村山佳奈女と申します。博報堂に所属し、ふだんは女性向けブランドや、映画のプロモーションなどをしています。そのかたわらで生活総研の研究プロジェクト「#みんなって誰だ」のサポートをしています。

ことの発端は昨年の夏、生活総研の合宿に外部メンバーとして参加したときのことです。朝から晩まで、「みんな」の未来にまつわる議論がなされる中……注目を集めたのは、メンバー数名の出で立ちでした。

合宿の参加者20名のうち4人が、このような白トップス+黒ボトムで偶然、並んでいたのです。それに気づいてからの数分間、議論は無事中止、ただの撮影タイムになったことは言うまでもありません。

おそろいの服で並んだ4人は、「今日、白T、黒パンを選んだのはなぜですか?」という質問に対し「悪目立ちしたくない」「適度にカジュアルに」「清潔感は保ちたい」などと回答。彼らのコメントを受けて、わたしたちはこのコーディネイトに愛をもって「モブ服」と名付けました。

「モブ(mob)」は、大衆、群衆=匿名的・目立たない映画や漫画を意味する英単語。アニメなどの制作過程で、あまり目立たない、「そのほか大勢」にくくられるキャラたちが「モブキャラ(クター)」と呼ばれたことから広まった言葉です。

一見すると、みんな同じように見えるこの服装の彼らは、流行に興味がないのか? 差別化の意識はあるのか? 「みんな」は気にする?

こんな疑問を胸に、わたしたちはリサーチを開始。ある晴れた日の街角で、総勢30名の方々からお話を聞くことができました。(2018年10月に実施)

そもそも彼らはなぜ、このような格好をするようになったのでしょうか。

街でお声がけしたみなさんの声からいくつか、以下に抜粋してご紹介します。

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最終更新:8/22(木) 16:50
ハフポスト日本版

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