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韓国メディアによる河野外相の『ニコン?キヤノン?』発言騒動~同行記者が明かす詳細な事実関係~

8/22(木) 19:13配信

FNN.jpプライムオンライン

「頭取り」が行われなかった日韓外相会談

8月21日、河野外相と韓国の康京和外相による日韓外相会談が、北京郊外の観光施設「古北水鎮」で行われた。

【画像】韓国の康京和外相

通常、この種の会談では、両大臣が握手をしたあと着席し、続いて冒頭にそれぞれ挨拶と会談の狙いなどを短く述べるところまで報道陣に公開する、いわゆる「頭撮り」取材が設定されることが多いものの、今回は河野外相が康京和外相を出迎え、握手を交わすところまでの撮影のみ許可され、会談の雰囲気をうかがい知ることはできなかった。

日韓関係の冷え込みを象徴する張り詰めた雰囲気だから、という見方もできるかもしれないが、実務的な話し合いの時間を確保するためだったとも考えられる。

予定されていた会談時間は30分間で、実際に会談したのは約40分間。両外相とも英語が堪能だが、今回は逐次通訳を介して会談している。40分の内訳を単純計算するなら外相の発言自体はそれぞれ正味10分程度と推測されるが、仮に冒頭発言の取材を設けると、双方2分間の発言でも通訳を含め8分かかることになる。30分間の予定のうちの8分間は大きい。報道陣を排して時間を目一杯確保した分、日韓関係改善に向けた何かしら前向きな兆候が日韓外交当局間に芽生えていることを期待したい。

一部韓国メディアの「河野外相が不買運動揶揄」記事への違和感

ところで一部韓国メディアが、会談前に公開された両外相の握手の直前、河野外相が韓国と日本の記者に「そのカメラはニコン?キヤノン?」と尋ね、日本製品不買運動を揶揄したといった趣旨の報道を行った。

22日朝、本社の国際取材部のデスクから韓国での報道ぶりについて連絡を受け、私はその報道内容に大きな違和感を覚えた。実際に私はその場で取材をしていて、河野外相と「ニコン?キヤノン?」に繋がる一連のやりとりを交わした1人であり、一部始終を見聞きしていたからである。

河野外相も残念に思ったようで、早速自身のツイッターに次のように投稿している。

「カンギョンハ長官を待っている間、前の晩長城に一緒に上がった日本人記者と雑談してたら、その中に韓国の記者も混じってただけ。記者さんたち大きなカメラ持って上がって大変だったし。そもそも韓国語できないから。誰が言い始めたか知らないが、こういうバカなこと言うのはやめようよ。」

そこで私は、「前の晩長城に一緒に上がった日本人記者」の1人として、以下、事実関係を詳しく報告する。

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最終更新:8/22(木) 21:41
FNN.jpプライムオンライン

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