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最近自動車カタログで見かける「WLTCモード燃費」って何? JC08モードとどう違う?

8/22(木) 14:10配信

くるまのニュース

国や地域ごとに異なっている燃費表示方式を統一するためにできた「WLTCモード」

 最近、クルマ買い換えの検討などでカタログやホームページを見て、「あれ、燃費の表示が変わっている」と思われた人も多いのではないでしょうか。

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 じつは燃費の表示方式において、従来の「JC08モード」とともに、「WLTC(Worldwide harmonized Light vehicles Test Cycle)モード」が併記されるようになっているのです。

 JC08モードは2011年4月に導入され、2013年2月末までにすべての乗用車に表示が義務づけられた制度です。そして、このJC08に併用する形で、2018年10月からWLTCモードでの表示が義務づけられました。

 ただ国産車メーカーによる自主的な表示はそれ以前からはじまっていて、第1号は2017年夏にマイナーチェンジしたマツダ「CX-3」です。

 ではなぜ、WLTCが導入されることになったのでしょうか。その背景には、クルマに起因する大気環境の改善などを国際的に促進するためにも、国や地域ごとに異なっている燃費表示方式を統一したいという動機があります。

 この問題は、国連において「WLTP(Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure『乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法』)の策定」という形で検討が重ねられ、2014年3月、世界統一技術規則として成立しました。このWLTPに基づき計測された燃費が、WLTCなのです。
 
 こうして導入されたWLTCは、自動車メーカー、ユーザーの双方にメリットをもたらすことが期待されています。メーカーは国や地域ごとの燃費試験に個別に対応する必要はなくなり、合理化が進みます。またユーザーにとっては、試験の内容がより具体的なクルマの利用状況に近いものとなり、カタログ値から実燃費を推測しやすくなります。
 
 では、WLTCの表示内容を見ていきましょう。

 WLTCでは、「WLTCモード(市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード)」のほか、「市街地モード(信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定)」、「郊外モード(信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定)」、そして「高速道路モード(高速道路等での走行を想定)」があわせて表示されます。

 こうした「市街地」「郊外」「高速道路」という走行環境の違いによる燃費を細かく表示することが、ユーザーのクルマ選びに大いに役立つというわけです。

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最終更新:8/22(木) 18:50
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