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医院併設型店舗 野々市、金沢で出店計画 スギ薬局

8/22(木) 1:42配信

北國新聞社

 東証1部上場でドラッグストア業界大手のスギホールディングス(HD、愛知県大府市)が、北陸で医院を併設した店舗の開発に乗り出す。野々市、金沢市内の食品スーパー跡で計画しており、医院の開業希望者と交渉する傍ら、ドラッグストアの出店準備を進めている。北陸の市場は「飽和状態に近く、出店余地が小さい」(関係者)とされるが、新たな店舗形態で需要を掘り起こし、後発組ながらシェア獲得を目指す。

 スギHDは愛知県を中心に「スギ薬局」を展開している。中部、関東、関西の17府県に計1190店(2月末時点)を構え、2019年2月期の売上高は約4884億円。北陸では昨年1月に福井県に進出し、7店を運営している。

 出店計画地は、野々市市白山町の食品スーパー「アルビス野々市中央店」の跡で、既存の建物を改装する。関係者によると、店内にはクリニック用の区画を設ける計画で、11月末にもスギ薬局を先行開業する。来年秋ごろの医院開業を目指し、医療機関の誘致を進めている。

 スギHDは昨年12月、医師の開業を支援する子会社として「DCPソリューション」を設立した。同社はスギ薬局の店内や隣接地に物件を用意し、入居の希望者を募集しており、愛知や大阪でクリニック併設型の店舗を増やしている。

 子会社のホームページによると、金沢市藤江北4丁目で18日に閉店した「マルエー藤江北店」の跡でも、出店の計画がある。スギHDの広報担当者は「各店舗の詳細は開業時期を含めて現時点で公表できない」としている。

 同社は来年2月までに石川、富山で11店を整備する方針で、石川1号店は小松市内で10月3日に開業する。金沢市昭和町でも店舗の建設が進んでいる。

 スギHDが計画する新店の商圏では、クスリのアオキ(白山市)やコメヤ薬局(同)など、地場のドラッグストアが営業中で、既に一定数の固定客を抱えている。県内ではゲンキー(坂井市)やコスモス薬品(福岡市)も店舗網の拡大を図っており、今後、競争は激しさを増しそうだ。

北國新聞社

最終更新:8/22(木) 1:42
北國新聞社

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