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七尾で大雨、1時間68ミリ

8/22(木) 14:02配信

北國新聞社

 22日の石川県内は、北陸付近に停滞する前線の影響で各地で大雨となり、七尾は午前10時27分までの1時間降水量が68ミリとなった。七尾市や中能登町では一部で道路が冠水し、七尾市は市内12カ所に避難所を開設した。金沢地方気象台は9市町に大雨警報を、七尾市、中能登、志賀町に土砂災害警戒情報を出し、土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に警戒を呼び掛けている。

 県中能登土木総合事務所によると、二宮川に架かる二宮川橋の観測所(中能登町徳前)で一時、「避難準備・高齢者等避難開始」の目安となる避難判断水位0・8メートルに達した。御祓川が流れる藤橋橋観測所(七尾市西藤橋町)でも午前10時半に氾濫注意水位1・4メートルを超えたため、いずれも同事務所は地元の水防機関に出動を促した。このほか、二宮川の落合橋観測所(七尾市満仁町)でも、水防団待機水位である1・3メートルに達した。

 七尾市内では午前10時ごろから雨が強くなり、各地で道路の冠水が相次いだ。大きな被害は確認されていないものの、市は正午、市内12カ所に避難所を開設した。

 七尾駅前ビル「ミナ・クル」前の県道は海のような状態になり、車が水しぶきをあげて通った。ビル1階の通路も水に漬かり、従業員がモップで水をかき出したり、テナントの入り口に土のうを積む作業に追われた。ビル運営会社「のとのと」の野崎春男常務は「あっという間に水浸しになった。昨年8月の雨もひどかったが、ここまでの早さで水がついたのは初めてかもしれない」と驚いた様子で話した。

 府中町では市道が冠水で通行止めとなった。周辺の住宅街も生活道路に水があふれ、住民がほうきで水をはき出す姿が見られた。湊町1丁目で理容店を営む近藤秀司さん(58)は「店が浸水し、コンセントがショートして、停電した」と困惑した様子だった。

 気象台によると、22日正午までの24時間降水量は七尾が86・5ミリ、白山白峰64・5ミリ、志賀63・5ミリとなった。予報では、前線は23日にかけて北陸地方に停滞し、暖かく湿った空気が流れ込むため大気の状態が非常に不安定となる。23日正午までの24時間降水量は、加賀、能登ともに150ミリと予想される。

北國新聞社

最終更新:8/22(木) 14:02
北國新聞社

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