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大将もラーメンも個性爆発! この“味”は、とにかく体感するしかない!!「大陽軒」 年間300杯! 豚骨戦士 福岡のラーメンを斬る! VOL.31~ふるさとWish 筑前町~

8/22(木) 13:45配信

九州朝日放送

業3時間以内に駆け込むべし! 語り継がれる筑前町の名物店

長い付き合いゆえ、愛情と敬意をもってあえて言わせていただく。このオヤジはとにかくクセが強い。福岡県筑前町にある「大陽軒」(だいようけん)の大将・堤洋一郎氏。“1日3時間しか営業しない”“アルカリ豚骨スープ”。そのウワサを聞きつけ訪れたことのある人も多いだろう。ラーメンの旨さはもちろん、店の穴場的立地やシュールな雰囲気、個性爆発の大将、そして、なかなか食べることのできないレア感。とにかく、人に教えたくなる。

今回は、長く語り草になっている「大陽軒」に焦点を当てたい。

筑前町・原地蔵に立つ「大陽軒」は営業時間が極端に短い。なにせ14:00過ぎには閉店してしまうのだから、近くを通った、ではなかなかタイミングが合わない。時間を見て店を目指す必要がある。看板に掲げるアルカリ豚骨スープを最高の状態に保つため(酸化させない)という理由で1日3時間ほどの営業となっているわけだが、この“アルカリ”とはいったいどういうことだろうか。

20年近く前、筆者が初めて同店を訪れた際、店主の堤さんがリトマス紙を使いながら(実験みたいで度肝を抜かれたが)、アルカリスープへのこだわりを語ってくれたのを覚えている。「一般的な豚骨ラーメンは酸化しやすい。私的には、アルカリ性の方が体にスゥと馴染み、より優しいスープであると考えています。このエリアに湧く地下水、独自の豚骨の下処理や煮込み方、その他の自然素材を組み合わせ、フレッシュなアルカリスープに」。

ラーメンの麺のかん水はアルカリ性である。スープにも、より酸化させない工夫をほどこして、アルカリを安定して保つ工夫をほどこしているということだろう。アルカリ性、酸性の善し悪しは分からないが、堤さん自身、透徹とした独自のラーメン論をもち、話すことも当時のままで全くブレがない。熱い思いとマシンガントークも相変わらずだ。

スープの材料は豚のゲンコツはじめ、頭以外の部位、トマトやタマネギなどの野菜。さらには羅漢果や塩麹を使う。そして、「豚の旨味だけを残す独自の血抜きの仕方」と堤さんが言うチャーシューは、余分な脂身を丁寧にそぎ落としてあり、甘く濃厚なとろみダレをかけているのが特徴。スープを飲むと、ほんのりとした甘さ、しっかりとした塩気、豚骨のコクが絶妙に絡み合い、後味はすっきりとしている。肉感のあるチャーシューは、噛むごとに豊潤な旨味がジュワワ。ひと口目からハッとなる、他に類をみないタイプの豚骨ラーメンである。

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最終更新:8/22(木) 13:45
九州朝日放送

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