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ECB、インフレ目標達成への疑問払拭する必要性認識-議事要旨

8/22(木) 22:21配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)の当局者らは、インフレ目標を達成する能力が疑問視されているとの懸念から、景気刺激に向けた新たな金融政策を打ち出すことを話し合った。7月24、25両日の会合の議事要旨で明らかになった。

それによると、政策委員会メンバーの多くはインフレ期待の低下傾向は懸念材料だという点と、ユーロ圏の景気減速は予想よりも長引く可能性が高いとの見解で一致した。貿易摩擦など外的要因が製造業の活動を縮小させており、これがサービス部門の先行指標になる可能性があると指摘。世界の貿易の見通しは「引き続き暗い」としている。

ECBは7月会合で追加刺激への布石を打ち、投資家は9月12日に少なくとも利下げが発表されると予想。一部エコノミストは大規模な資産購入の再開を見込んでいる。

当局者らは7月会合で一連の政策選択肢およびその具体的な形について意見を交わした。マイナス金利が銀行にかける負担を緩和するための金利階層化についても議論されたが、一部当局者は階層化が「意図しない結果」をもたらす、あるいは銀行への打撃を十分に打ち消せない可能性に懸念を表明した。

少なくとも1人は、利下げと資産購入の組み合わせといった包括的な措置を主張し、こうしたパッケージは連続した措置より効果が高いことをこれまでの経験が示していると論じた。

当局者らはまた、「ユーロ圏の経済がさらに著しく悪化する事態に対しては、需要維持に向けて財政政策がより大きな役割を果たすことが必要になるだろう」と強調した。

ドイツ政府が財政出動準備、深刻な景気後退に備え緊急計画-関係者

原題:ECB Saw Need to Counter Doubt Over Ability to Hit Inflation Goal(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Piotr Skolimowski

最終更新:8/22(木) 22:21
Bloomberg

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